レビュー

日々の仕事や生活に追われ、ふと気づけば「このままの人生でいいのだろうか」という不安に飲み込まれてしまう――。そんな現代人に、本書は鋭く問いを突きつける。


著者の中野優作氏は、香川の不良少年だった。まわりの大人たちに「お前らみたいな大人になりたくないんだよ」と啖呵を切って高校を中退。遊び回る日々の中、メディアを賑わせていたホリエモンの姿を見て「俺も遊んでいなければ、ああなれたんじゃないのか」と奮起し、キャリアを踏み出したという。土建業界、不動産業界、そしてビッグモーターで経験を積み、2017年に中古車販売のBUDDICAを創業。わずか8年で年商100億円を達成し、YouTubeで45万人超のフォロワーを抱える異能の経営者として活躍中だ。
本書の強みは、中野氏の成長法則が熱い言葉で語られている点にある。朝のルーティンで迷いを排除する、自分の時間を安売りしない、組織の物語を可視化して仲間を巻き込む……どれも今日から実行したくなる教えばかりだ。特に、目標を掲げてチームの仕事を全てゲーム化するという視点は、多くのリーダーが学ぶべき重要な技法である。
キャリアに不安を抱える人や組織を率いる立場の人はもちろん、日常に物足りなさを感じている人にぜひ読んでほしい。読み終えたとき、あなたもきっと行動せずにはいられなくなるだろう。

本書の要点

・成長したければ、心地よい場所からただちに離れろ。墓場の静けさではなく、戦場の雑音を選んで生きるべきだ。


・自分の“人生の時給”に、もっと敏感であるべきだ。「今のこの行動は自分の価値を上げているのか、それとも時間を浪費し価値を削っているのか」を常に自問しよう。
・著者は、高級車4台が盗まれた事件を逆手に取り、大きな成果を出した。盗まれた4台のうち3台を取り戻しただけでなく、全国放送のテレビ局で20回以上も報道され、独占の長編ドキュメンタリーまで組まれるなど、PR効果は数億円規模に達した。



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