レビュー

仕事、家事、育児と、多くの人が毎日「やるべきこと」を抱えている。慌ただしく動き回っているはずなのに、ふと「何もできなかった」と感じてしまうことがある。

それはきっと、自分の時間の主導権を握れていないという感覚のせいだろう。
本書『24時間が変わる朝の30分』は、そんな状態から抜け出すために、朝の30分を活用しようと提案する。これは、定番の「朝活」とは少し違う。「朝活」と聞くと、早起きして時間を有効活用するような積極的な行動をしなければと意気込んでしまいがちだ。そうして無理な早起きや、活動のプレッシャーによって、朝活に挫折した経験のある人は少なくないだろう。本書が提案する朝の30分は、自分の心が本当に求めていることは何なのかを問い直すところから始まる。そして、その実現のために一歩を踏み出すために、朝の30分を使うのだ。
自分が本当に求めているのなら、ぼーっとするために30分を使ってもいい。大切なのは、「この時間はぼーっとする」と自分で選ぶことだ。「時間ができたらやろう」と思っていたことをやってもいいし、自分の時間の使い方を問い直す30分にしてもいい。そうして「自分がこの30分でやりたいことは何だろう」と自分で決める日々を積み重ねていくだけで、毎日の充実度は段違いになるはずだ。
朝の30分を充実させようと考えることは、1日を充実させること、そして人生を豊かに過ごすことにつながっていく。
30分という手軽さだからこそすぐに始められるが、実践しはじめたら大きな変化につながるのではないかと思わせてくれるのが本書の魅力だ。

本書の要点

・時間をうまく使えていないと感じたら、朝の30分を自分のために使うことから始めてみよう。起きてからの「ゴールデン・タイム」をうまく使えば、1日の流れを大きく変えることができる。
・「朝活」のイメージにとらわれずに、朝の過ごし方はもっと自由でいい。自分の心に正直に、自分が本当に求めている活動を始めよう。



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