レビュー

同じことを言っていても、「伝えかた」によって印象がまるで変わることはないだろうか。
たとえば、顧客の前でのプレゼンがうまくいかなかったとき。

上司から「今日のプレゼン、イマイチだったな。帰って反省会を開くように」とため息まじりに言われるのと、「さすがに緊張していたね。帰って次の作戦会議をしよう!」と言われるのでは、受け取りかたは大きく違ってくる。前者ならさらに落ち込み、後者なら「次こそがんばろう」と前向きになれるのではないだろうか。
本書は、自分も相手も明るい気持ちになれる「伝えかた」のコツを教えてくれる一冊だ。著者のEmiさんは、暮らしとオリジナルウェアの店「OURHOME」を主宰するかたわら、プライベートでは双子を育てるワーキングマザーだ。SNSや書籍をとおして心地よい暮らしかたや働きかた、子育てについて発信しており、そのフィロソフィーに共感する人は多い。
本書では82の伝えかたのコツが紹介されているが、LINEをはじめとしたチャットツールにもページを割いているのが特徴だ。最近は仕事でもプライベートでもチャットツールを使うことが増え、テキストコミュニケーションならではの行き違いや「伝わらなさ」に悩む人も増えている。本書ではLINEで気持ちよく、かつ過不足なく伝えるポイントについても解説しているため、ぜひチェックしていただきたい。
気持ちや情報がうまく伝わらない、ミスコミュニケーションが多い、言いにくいことを伝えられない――そんなモヤモヤのある人に、おすすめしたい一冊だ。

本書の要点

・自分の要望を伝えるときは、「相手にとってのうれしいコト」を添えてみよう。

相手からよい返事がもらいやすくなり、お互いがハッピーに進められる。
・苦手なことを「明るい言葉」に言い換えてみると、前向きな気持ちで取り組める。
・メールやLINEなどのテキストコミュニケーションでは、「漢字少なめ・ひらがな多め」「熟語に変換し過ぎない」「適度に改行を挟む」を意識しよう。
・自分の感覚を伝えるときは、「感覚を数字で表す」と伝わりやすくなる。



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