レビュー

職場に苦手な人がいるだけで、ちょっとしたことがストレスになってしまう。些細なミスが気になって疲労感がたまる。

そうしたストレスを軽減させるための方法はインターネット上にも溢れているが、そもそも「ストレスをなくす」「ストレスを脳に入れない」ことができたら?
本書は、脳科学者である著者が、現場経験と最新知見にもとづいて、その具体的な方法を伝授してくれる。うつや認知症のリスクともなる脳疲労状態に陥らないために、「仕事のストレスを職場から家に持ち込まない」脳の使い方をしていく必要がある。「湧き上がったストレスを即座に打ち消す方法」があると教えてくれるのは心強い。しかも、ただの印象論や感情論ではなく、科学的根拠を示してくれるので、効果の期待感も高まる。
できないことがあるとヘコんでしまうけれど、次は失敗しないように頑張ろう。話しかけるのもちょっぴり怖い相手だけど、仕事上の付き合いだから、ワガママを言ってはいけない。一つひとつは、ほんの少しの「無理」かもしれないが、いつの間にかホコリは雪だるま式に膨れ上がる。真面目な人ほど、なんとかしようとする人ほど、積もりに積もった「ゴミ」に潰されることになる。
本書で紹介されているコツは、どれも簡単に試せるものばかりだ。トイレ中に、帰りの電車で、すぐにでも実行できる。これであなたも、モヤモヤとはおさらばだ。

本書の要点

・仕事のストレスは、人間関係、脳内物質不足、仕事が合わないことの3つに集約される。


・ストレスをため込んだままだと、脳疲労状態に陥り、判断ミスの頻発や感情制御の崩壊、離職リスクの増大といった、取り返しのつかない状況に追い込まれてしまう。したがって、そもそも「ストレスを『脳に入れない』」ことが大事になる。
・ドーパミンやオキシトシン、セロトニンといった「幸せを司る脳内物質」はストレスで不足しがちになる。これらを自分で出せるようになれば、仕事のパフォーマンスも上がる。



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