レビュー

一日があっという間に終わり、何をしていたのか思い出せない。「忙しい」「時間がない」と口にしながらも、なぜかスマホを眺めてばかり……。

そんな人が本書を読めば、毎日、幸せな充実感とともに眠りにつけるようになるはずだ。
著者の堀田秀吾氏は、法言語学と心理言語学を専門に研究してきた明治大学教授である。科学的知見を軸に、ビジネスパーソンが抱えがちな悩みを、今日から実践できる具体的な習慣で解決してくれる著書が多く、幅広い支持を集めている。
本書のテーマは「時間の使い方」である。「一日があっという間に終わっていく」「重要なタスクを先延ばしにしてしまい、自己嫌悪に陥る」「勉強や仕事に集中できない」といった悩みに対し、世界各国の研究結果をもとに、解決策を提案する。
中でも印象に残ったのは、年齢を重ねるほど幸福な感情を長く感じやすいという研究結果だ。つまり、「一日が短い」と感じるのが嫌なら、幸福で心地いい時間を意識的に増やせばよいということになる。
忙しく過ごしているわりに成果が出ない人、集中力に自信がない人に、本書をすすめたい。堀田氏の他の著書と同様、意志や気合いに頼らず、仕組みと科学で悩みを解決しようとする本書の姿勢は、多くの人の毎日を変える。時間の質が変われば、人生の満足度そのものも大きく底上げされるはずだ。

本書の要点

・スマホによって作業が止まる時間そのものは、わずか数秒にすぎないかもしれない。しかし、作業効率が低下した結果として、私たちは膨大な時間を失うことになる。

スマホによる集中力と時間の浪費を防ぐには、まず、スマホをワークスペースから物理的に遠ざけるのが有効だ。
・世界中の心理学者が「最強の習慣化法」と評価するのが、イフ・ゼン・プランニングだ。行動のタイミングを決めておくことにより、行動の成功率が2~3倍に高まることがわかっている。
・集中力が落ちたときには、カフェインを摂るよりも階段を昇り降りするほうが効果的だ。



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