レビュー

有給休暇を取るときに「申し訳ない」と感じてしまう。休んだら「怠けている」と思われそう――。

以前と比べると、だいぶ「休むこと」に肯定的な世の中になってはきたが、それでも「休みづらい」と感じる人は多いだろう。
実は、海の向こうのアメリカ、シリコンバレーにも「休みづらい文化」があるという。ただ、その背景は異なり、スキルアップのための努力や成果を出すための労働を「当たり前」だとみなす、厳しい競争環境や成果主義からくるそうだ。要約者の肌感では、最近は日本でも「シリコンバレー型」の休めないビジネスパーソンが増えているように感じる。
本書では、「休めない」ビジネスパーソンに向けて、休むことの大切さやその理由、具体的な方法を記した一冊だ。著者はシリコンバレー在住で、日本人で初めて「スタンフォード大学認定コンパッションアンバサダー」を取得した休息戦略家、鈴木亜沙子さんだ。長年アメリカで働く中で、日本型・シリコンバレー型の“休めなさ”を自ら経験。健やかに働き続けるためには、戦略的に休みを取ることがいかに重要かを実感した。それからは自身の働き方を見つめなおし、休息を啓蒙する活動を精力的に行っている。
おそらく、ほとんどの人は「休みたいが、何らかの理由で休めない」というのが実情だろう。本書ではそんな人に向けて、短時間で簡単にリフレッシュできるスキルをお届けする。心身を休めてエネルギーチャージすることで、確実にパフォーマンスは上がる。
本書を読めば、それを深く理解できるだろう。

本書の要点

・シリコンバレーの成功者たちは、パフォーマンスを最大化する「戦略」として休息を積極的に取っている。
・ビジネスのパフォーマンスを上げるためには、エネルギー管理をする必要がある。エネルギーは「身体」「感情」「思考」「精神」の4つに分けられる。
・休憩時のウォーキングは、脳の回復と生産性向上に大きな効果をもたらす。
・週末をしっかり休めるようにするには、「金曜午後」がカギとなる。業務の負荷を下げて、“週末への助走”として過ごすことが望ましい。



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