レビュー

ついだらだら過ごしてしまう自分を変えたい。いまの努力が将来の幸せや成功につながっている実感が持てない。

そんな停滞感を抱えている人に、本書は気づきを与えてくれる。
著者の上岡正明氏は、27歳でマーケティングのコンサル会社を設立し、三井物産やSONYをはじめとする200社以上のブランド構築や、大使館・政府観光局の国際PRを成功させてきた。投資歴28年で10億円の資産を築き、YouTubeでも支持されている、華々しい経歴の持ち主だ。
そんな上岡氏でさえ、かつては目の前の仕事に追われる日々を送っていたという。その状況を一変させたのが、長期目標を書き出し、毎日1分だけ眺めるという習慣だった。その経験のもと、本書では、1分を「攻めの1分」「守りの1分」「切り替えの1分」「幸せの1分」の4つのモードで使い分けるという思考法や、仕事で成功するための「1分」の過ごし方、幸せなお金持ちになるための「1分」の使い方などを紹介していく。
本書のメインメッセージは「人生を分けるのは1分の使い方だ」というものだ。1分を有効活用する人は「いま、この1分で何をするか」を自ら選び続け、未来を切り開く。一方で、1分の価値を軽視する人は、無自覚のまま時間を浪費する。この差が人生の明暗を分けるという。
密度の高い「1分」を積み重ねれば、人生は望ましい方向へと動き出す。読み終えたとき、多くの人がこれまで無意識に失ってきた「1分」の重さに気づくはずだ。

本書の要点

・1分の使い方には、攻めの1分、守りの1分、切り替えの1分、幸せの1分という4つのモードがある。これらを意識的に使い分けられれば、有意義な1分を着実に積み重ねられる。
・仕事で成果を出すためにまず求められるのは、「1分の密度」を高めることだ。密度を上げるには、成果を生むセンターピンを見きわめ、その一点に集中することが鍵となる。
・「解像度の高い未来地図」と「幸せのセンターピン」がそろってはじめて、最高の1分が生まれる。その過ごし方はやがて他の時間にも波及し、人生全体の質を底上げしていく。



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