レビュー

SNSを眺めていると、広告だと分かっていながらも、ついクリックしてしまうことがある。自分がフォローしているアカウントではないのに、その投稿(広告)を見て「欲しい」と感じ、「自らの意思で」購買サイトへ飛んでしまうのだ。


WEB上で「最適なターゲット」を定め、ピンポイントで“狙い撃ち”にする――。本書はそんな「WEBマーケティング」の極意を教えてくれる一冊だ。
著者は、株式会社北の達人コーポレーション代表取締役社長の木下勝寿氏。リクルートを経て同社を起業、独自のWEBマーケティングを武器に売上を伸ばして、東証プライム上場へと導いた。本書では、その実践的なマーケティング術が、一から丁寧に解説されている。
著者が繰り返し強調するのは、「WEBマーケティングは、従来のマーケティングとは異なる」という点だ。インターネット登場以前は、マスメディアを通じた大規模で一方通行の広告が主流だったが、現在では顧客データをもとにターゲットを細かく分析し、WEB検索を通じて「ユーザーが求める商品」を即座に提示できる時代となった。WEB広告で成果を上げるには、WEBならではの戦略が欠かせないのである。
本書にはそうしたノウハウが余すところなく記されているが、要約者がとりわけ驚かされたのは、「人を観察する」「実際に店舗を訪れる」といった、アナログ的ともいえるプロセスを重視している点だ。優れたWEBマーケターになるには、「数字」と「感性」の両方を備える必要がある――その真意を、ぜひ本書で確かめてほしい。

本書の要点

・WEBマーケターの仕事は、ユーザーが迷わず「自分に適した商品」にたどり着けるコミュニケーション設計をすることだ。
・データ分析は大切だが、その裏にいる「人間」もちゃんと見なければならない。


・WEBマーケティングでは、「どんな人に」「どんなことを」「どのように」伝えるかが肝となる。
・プロモーションは、商品を知ってもらう「リーチ戦略」に加え、商品を認知したユーザーを動かす「レスポンス戦略」も立てる必要がある。



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