レビュー

「日本人の7割は、コミュニケーションが苦手」――公的機関や民間のリサーチで、そのような結果が出ているという。人と一緒にいたい、誰かとつながっていたいという欲求がある一方で、コミュニケーションに怖さや苦手意識を感じている人も少なくない。


本書は、最新の心理学をもとに、誰とでもうまく話せるようになるためのスキルをまとめた一冊だ。著者の松橋良紀氏は、心理学講師・営業コンサルタントとして活躍しながら、これまで30冊以上の本を出版してきた。『聞き方の一流、二流、三流』『すごい雑談力』などコミュニケーションをテーマにした書籍はいずれも「読みやすく、実践しやすい」と好評で、累計52万部を超える。
コミュニケーションのうまい・下手は、生まれつきの性格によるものだと思われがちだが、必ずしもそうとは限らない。成長の過程で頭ごなしに叱られたり、誰かに冷たくされたりといった「拒絶」の体験をきっかけに、人とうまく話せなくなってしまうこともある。つまり、その人の内面や心理が大きく関わっているのだ。
本書では、コミュニケーションのボトルネックとなる思い込みをときほぐし、やさしく書き換えていく。表面的なテクニックを教えるというより、内面へのアプローチを通して根本から変えていくのだ。
ほんの少しとらえ方を変えるだけで、人との会話にストレスを感じにくくなり、楽しいものになっていく。どれかひとつを試してみるだけでも、そんなうれしい変化を実感できるはずだ。

本書の要点

・自分の弱さや過去の失敗体験を開示することで、誰かを勇気づけられることもある。
・話しやすい人は、相手の“感情”を動かしている。

人は自分の感情を受け止められてはじめて、思考が働くものだ。
・会話ではジェスチャーを積極的に使おう。身振り手振りを伴うことで、相手に思いが伝わりやすくなる。
・マウントを取る人の心理には、不安が隠れている。マウントされても真に受けず、適当にスルーするのが正解の対応だ。



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