レビュー

「いい文章が書けたぞ! 反響が楽しみだ」と意気揚々と公開したものの、予想に反して全く読まれない。目の前にあるのは、申しわけ程度のPVと「いいね」。

そんな経験、誰もが一度はあるのではないだろうか。
読まれない理由は「タイトルにある」と、著者は断言する。思い出してみてほしい、昨日クリックした記事を。ぼんやりネットを眺めていたらタイトルが目に留まり、思わず開いてしまったのではないだろうか。著者曰く、タイトルは「門番」。タイトルという門番を突破しないと、その先には進んでもらえないのだ。
著者は編集者・ライターの鈴木俊之氏。出版社で月刊誌の編集に携わり、独立後はプレジデントオンラインや「週刊SPA!」など、数々のメディアで「バズる」記事を送り出してきた。同じ内容なのにタイトルを工夫しただけで、爆発的に読まれるようになった記事もあったという。それほどまでに、タイトルは重要なのである。
本書では、思わずクリックさせるタイトルづけの極意から、クリックした後に「シェアしたくなる」ネクストアクションを促す記事の構成など、実例を引き合いに出しながら細かに解説してくれる。
「書く仕事」についていなくても、新商品のプレスリリースや会社のSNS投稿、顧客への企画書やメールなど、日々の業務で文章を作る機会はことのほか多い。
本書の提示するテクニックは、そういったニーズにも十分応え得るものだ。相手が読みたくなる文章を作りたい人、必読の一冊である。

本書の要点

・どんなにコンテンツの内容がよくても、タイトルに引きがなければ読まれない。
・コンテンツ制作の際は、まずタイトルから考えよう。タイトルを先に考えることで、「バズる」記事を逆算的に作ることができる。
・クリック後に「次のアクション」に誘導するには、読者を「感情のジェットコースター」に乗せることだ。人は感情の揺れ幅が大きいほど、そのコンテンツを誰かに共有したくなる。
・心を動かす文章には、読者にとっての「利益」が盛り込まれている。



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