レビュー

YouTubeチャンネル「ロジャーパパ米国株投資」を運営するロジャーパパは、米国株の相場分析や銘柄解説で人気を集める投資系YouTuberである。GAFAM企業で管理職を9年務め、2021年にはFIREを達成。

現在は家族とともに日本で暮らしている。だが、そんな著者も、かつて日本株で約1500万円の損失を経験している。そこから米国株にターゲットを絞り、徹底した勉強と研究を重ねた結果、現在では約2億円の金融資産を築くに至った。
本書は、そんな著者の投資の土台となった「偉大な投資家たちの格言」をテーマに、投資の本質を解説する一冊である。ウォーレン・バフェット、ジョージ・ソロス、ピーター・リンチ、ベンジャミン・グレアムなど、世界的な投資家たちの言葉を手がかりに、長期投資の重要性、インデックス投資の考え方、企業分析の視点などを具体的に解き明かしていく。
たとえば「資産とは、あなたのポケットにお金を入れてくれるもの」というロバート・キヨサキの定義からは、資産と負債の違いを学び、「干し草の山ごと買いなさい」というジョン・ボーグルの言葉からはインデックス投資の合理性が理解できる。そして、ピーター・リンチの「日常生活こそ成長株探しの最大の情報源だ」という言葉は、生活者の視点が投資の武器になることを示している。
著者自身の経験と投資家たちの格言が結びつくことで、抽象的な名言が具体的な投資戦略に活きる学びとなる。投資の原則を体系的に理解できる、初心者から経験者まで示唆に富む一冊である。

本書の要点

・20世紀を代表する理論物理学者のアルベルト・アインシュタインは、複利を人類最大の発明であると言っている。その効果は、投資を長期にするほど実感できる。
・「市場は常に間違っている」と言ったジョージ・ソロスは、市場を疑うとともに、自らの過ちにも自覚的だった。

投資においては間違いを早期に認めることが、大きな損失を防いでくれる。
・「日常生活こそ成長株探しの最大の情報源だ」と言ったピーター・リンチは、徹底した調査により少数の傑出した成長株に絞り込むことで大きなリターンを得た。



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