2月8日から10日にまでコッパ・イタリア準々決勝4試合が行われ、インテル、ミラン、ユベントス、フィオレンティーナの4チームが準決勝に進出した。
準決勝で注目の試合が実現
インテルは3冠の立役者だったジョゼ・モウリーニョ監督のローマに2-0で勝利。ミランはダービーでの勝利の勢いを持ち込んでラツィオに4-0で完勝し、準決勝ではミラノダービーが実現することになった。
ユベントスは質の高いポゼッションサッカーとGKジャンルカ・ペーゴロの好セーブで粘るサッスオーロと接戦になったが、試合終了間際に新戦力ドゥシャン・ブラホビッチのシュートからオウンゴールを誘って勝ち越しに成功。ブラホビッチは、退場者を出しながらアタランタに逆転勝ちを演じた古巣のフィオレンティーナと準決勝で対戦することになる。
注目度が低く、これまで“お荷物”と見られがちだったコッパ・イタリアだが、視聴者の注目は取り戻しつつある。地上波で中継され、第4回戦までの平均視聴占有率は11.1%と、新型コロナウイルス感染症対策のための外出制限が課せられ、人々が家にいた昨季の数字(11.3%)に肉薄。そして準々決勝に入ると、8日のインテルvsローマ戦、10日のユベントスvsサッスオーロ戦は視聴占有率がいずれも20%を超えた。ちなみに、昨季は準々決勝で実現したミラノダービーのみがこの大台を超えていた。
注目度上昇に反し不満の声も
レガ・セリエAは今季から大会のフォーマットを変更。参加チームは従来、セリエAからDの一部までを含めた78チームだったが、今季はAとB各20クラブにCの4クラブ、計44チームまで削減した。
大会はセリエB、セリエCから4チームずつで予選ラウンドを行い、勝ち抜いた4チームとセリエBの16チーム、および2020-21シーズンのセリエAで9位から20位だった12チームの合計32チームで1次ラウンド、2次ラウンドを戦い、勝ち上がった8チームに2020-21シーズンのセリエA上位8チームが加わってラウンド16以降が行われる。
これによって過密日程を多少、低減できるほか、セリエAチームの参戦もこれまでより早くなった。そのため、テレビ局も放映権料を出し惜しみしなくなった。今季から中継は民放テレビ局『メディアセット』が担当。
商業的には成功をもたらしているこのフォーマットだが、一方で不満の声も出ている。ラツィオのマウリツィオ・サッリ監督は地元メディアに対し「世界で最もスポーツマンシップに反した大会だ。こんなものはいくつかのクラブをテレビの生中継に出したいがためのものだろう」と非難した。
一方、フィオレレンティーナのビンチェンツォ・イタリアーノ監督は「参加チームはセリエAとBだけになってしまった」と、セリエCのクラブなどが参戦できなくなったことを寂しがり、「最初からすべてのチームが参加して抽選を行い、初戦でフィオレンティーナvsコゼンツァとなっても、フィオレンティーナとユベントスが当たることになっても構わないのではないか」と語った。
準決勝はホーム&アウェイ方式で、1stレグが3月1日と2日、2ndレグが4月20日に行われる。また、決勝は5月11日に予定されている。
Photo: Getty Images

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