「同じようなことを今まで数えきれないほど、繰り返してきた」


 趣味と実益を兼ねて5年ほど前から男児の裸を盗撮していた“ショタコン”保育士は調べに対し、そうポロッと漏らしたという。


 SNSを通じて男児の裸が写った盗撮動画を販売したとして、大阪府警少年課は2日、元徳島県美馬市立幼稚園職員の鎌田裕樹容疑者(38)を児童買春・ポルノ禁止法違反(提供)の疑いで、再逮捕した。


 鎌田容疑者は男児を物色するため、毎週末、地元・徳島と香川の温泉施設に通い、盗撮を繰り返していた。先月、府警が逮捕し、自宅から盗撮動画が保存されたSDカード25枚を押収。これまで数千人の男児が被害に遭い、少なくとも同じ小児性愛マニア600人に盗撮動画を販売したとみられる。


「鎌田はタブレット端末をカバンや脱衣所のかごに隠し、バレないように動かしながら盗撮していた。動画は時間にして1分半から3分ぐらいの短いものだったが、単品やセットの動画が4500~1万3500円程度で販売されていた。鎌田は隠語を使ったアカウントをSNSに開設し、モザイクのかかった作品を掲載。好みの男児の作品を見つけたマニア仲間は鎌田にダイレクトメッセージを送り、ペイペイで料金を支払っていた」(捜査事情通)


 動機について「男児の裸の動画は高い値段で売れる。自分の性欲を満たすためと金を稼ぐためにやった。300万円儲けた」と供述している。


■「スポーツ少年団」御一行様の看板を物色


 鎌田容疑者の好みは体格が良く、筋肉がついたガッシリタイプ。その手の男児の動画は小児性愛マニアの間でも人気だったため、スポーツクラブに所属する男児をターゲットにしていた。


「宿泊施設の玄関先に設置された『歓迎 〇〇小学校御一行様』という看板や、貸し切りバスのフロント部分に掲げられた『〇〇スポーツ少年団御一行様』の表示を見て子どもが宿泊するかどうか確認していた。

強化合宿を行う場所や、大会開催時の宿泊施設を事前に調べることもあった。停車している団体バスからユニホーム姿の男児を探し出すこともあった。試合や練習後、一斉に入浴するので体育会系の男児を効率良く一気に盗撮できた」(前出の捜査事情通)


 犯行に歓迎看板が悪用されていたことから、香川県警は先月20日、業界団体組合を通じて日帰り入浴のある宿泊施設に看板の表記を団体名から代表者名に変更するよう要請。香川県内で宿泊客以外が利用できる温浴施設は限られ、組合から各施設に「こういう表現はやめてください」と変更を促す通達を出したが、変更するかどうかは各宿泊施設の判断だという。


 これだけ体育会系男児の盗撮動画が取引されていること自体驚きだが、金になると考え、模倣犯が現れないことを願いたい。


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