《野呂佳代が出るドラマにハズレなし》という“伝説”がネット上で定着してきたのは、「この2年ぐらいですかね」(テレビ誌ライター)。タレントで女優の野呂佳代(41)が出るドラマには《良作が多い》ともっぱらで、《泣かせる演技もうまい名バイプレーヤー》などと、野呂の評価はうなぎ上りに。


 過去2年の野呂の出演ドラマを振り返ってみると、役の大小はあるものの、2023年1月期「ブラッシュアップライフ」(日本テレビ系)、同4月期「ラストマン─全盲の捜査官─」(TBS系)、24年4月期「アンメット ある脳外科医の日記」(関西テレビ・フジテレビ系)、同7月期「西園寺さんは家事をしない」(TBS)、同10月期「ザ・トラベルナース」(テレビ朝日)、25年1月期「ホットスポット」(日本テレビ)……確かに良作が目立つ。24年のNHK大河「光る君へ」もチョイ役ながら出演している“大河女優”だ。


「2024年2~4月にNHK─BSで放送され、今年の6月17日からNHK総合で放送予定の『舟を編む~私、辞書つくります~』にも出ています。これも、主演の池田エライザさんの評価をさらに高めた良作。野呂佳代さんの出るドラマにハズレなしというのも、うなずけますね」(前出のテレビ誌ライター)


 だが、その野呂がレギュラー出演している春ドラマ、広瀬アリス(30)主演の「なんで私が神説教」(日本テレビ=土曜夜9時)は失速気味に。初回こそ世帯視聴率6.1%(関東地区=ビデオリサーチ調べ、以下同)だったが、5月31日放送の第8話は4.1%まで落ち込んだ。“野呂佳代伝説”にも、いよいよ陰りが見えてきたのか。



回を追うごとに離脱をほのめかすコメントが増えて…

「TVerのお気に入り登録数は74万(6月11日現在)とまずまずですが、すでにピークアウトして6月14日に最終回。レビューサービスFilmarksでの評価も5点満点で3.6と、こちらもまずまずなんですが、回を追うごとに《途中までまあまあ面白いと思ってたけど》なんて離脱をほのめかすコメントが増えていった。ドラマの前半はアリスさん演じる高校教師と生徒のエピソードが中心で、アリスさんの“神説教”も《現代版の金八先生》《女性版GTO》なんて声もあったんですが……」(スポーツ紙芸能デスク)


 後半になって、ストーリーに広瀬vs理事長の甥っ子、保護者会会長など“大人の事情”が絡み始めるにつれて《神説教にキレがなくなった》《つまらなくなった》といった指摘もちらほら。


「5月に出たアリスさんと赤西仁さんの“交際報道”のせいで、ドラマが話題になるどころか、アリスさん人気にも陰り、なんて斜に構えて見る業界人もいます。もっとも、6月7日放送の第9話で5.7%に回復。

数字がすべてとは言いませんが、最終回で初回視聴率を超えてきたら……終わり良ければすべて良しでしょう」(前出のスポーツ紙芸能デスク)


 野呂佳代伝説が再び刻まれるのか、それとも“終焉”か。


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