連続性加害問題により社名変更した旧ジャニーズ事務所から、所属タレントのマネジメント業務などを引き継いだ「STARTO ENTERTAINMENT」社長の福田淳氏(59)が退任するとの報道があり、様々な憶測が飛び交っている。
福田氏は2023年10月のSTARTO社設立時に社長に就任。
「前所属事務所とのトラブルがあった女優のん(旧名・能年玲奈)を復活させたとの評判で、鳴り物入りで社長になりましたけど、一度も記者会見しなかったし、目につくような業績も見当たらない。結局のところ就任中、世間の耳目を集めたのは派手な金髪と、2024年9月に東山紀之夫妻のドジャース観戦がキャッチされたとき、お供していたこと、そして今年1月、親子ほど年齢の離れた年下の女性とデートし『路上連続キス』とフライデーに報じられたスキャンダルくらいでしょう」
とは、旧ジャニ時代からのスポーツ紙芸能担当記者。
「評判も上がらず、タレントからの信頼も得られなかったようです。堂本光一は『言葉足らず』などと批判し、『各タレントが作り上げた歴史は前の会社で作り上げたものであって、新会社のものでは決してない』と忠告していました。さらに『もっとコンサートや現場を見てほしい』と、現場に姿を見せていないことも明かしていました」
■「性加害問題を風化させ、復権にむけ動き出しているような印象です」
となれば、退任劇も当然の成り行きにもみえるが、芸能評論家の中野義則氏はこう言う。
「元ジャニーズ2代目社長の藤島ジュリー景子さんが7月に『半生本』を発売するということで、公に顔を見せはじめています。このことと、福田氏の退任が同時期ということで、ジュリーさんの復権が背後にあるようにも見えてしまいます。連続性加害では被害者の補償問題が終わっておらず、裁判で争う事態にもなっているというのに、メディア報道が沈静化したこともあって、さも終わったかのような動きをしている。性加害問題を風化させ、復権にむけ動き出しているような印象です」
ジュリー氏が関連会社を含めた株式を手放したとは、今のところ明らかにされていない。
「元ジャニーズの中居正広氏との性加害疑惑で揉めるフジテレビ入りを福田氏が狙っていて、本当にそうなるシナリオがあるとすれば、茶番ですね。性加害問題や芸能界で蔑ろにされてきた人権を何とかしようとしたり、業界を正していこうというような志はどこにも感じられず、権力欲くらいしかないのかもしれません」(同)
退任するにしても、公式発表もなければ記者会見なども開かないとすれば、ファンや関係者のことも二の次ということだろう。
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この2年弱の福田淳社長の経営者としての実績と言われると、どうにも思いつかない。関連記事【もっと読む】“路チュー報道”STARTO福田淳社長がフジ新取締役候補というブラックジョーク…堂本光一も痛烈批判…では、福田社長の油断しきった態度について伝えている。