意外にというか、昭和初期という時代設定が「似合う」という声が聞こえてくる。女優の山本舞香(27=写真)の話だ。

山本は、昭和初期が舞台の新婚ラブコメ、芳根京子(28)主演の「波うららかに、めおと日和」(フジテレビ系=木曜夜10時)にレギュラー出演中。山本が演じる芙美子はヒロインのなつ美(芳根)の友人で、なつ美の夫である海軍将校・瀧昌(本田響矢=25)の同僚・深見(小関裕太=30)を憎からず思っているという設定だ。


「6月12日放送回では芙美子と深見のお見合いシーンが放送され、視聴者は歓喜。というのも、この2人は視聴者から《ふかふみコンビ》と呼ばれて、なつ美・瀧昌夫婦に負けず劣らずの人気がある。《ふかふみコンビ、もっと出して》なんて書き込みがあるほど登場を待ちわびるファンが多いんです」(エンタメ誌編集者)


「めおと日和」ではおでこを全開にしたまとめ髪。タイピストという“モダンガール”役で、着物やレトロな衣装もよく似合っており、《舞香ちゃんの美しさ、眼福》の声が圧倒的だ。ただ、中には《山本舞香って、黙っていれば令嬢顔》なんてビミョーな書き込みもあるが……。


「山本さんには昔の“ザ・芸能人”という雰囲気がある。迫力を感じる美貌もそうなのですが、何よりも生き方。好感度を気にし過ぎず、言いたいことを言う。《ここ、舞香ん家だから》のパワーワードはもはや“伝説”ですよね」と話すのは、芸能ライターのエリザベス松本氏。


 ちなみに《舞香ん家》は「まいかんち」。

山本は学生時代、実家を訪ねてきた兄の交際相手に遭遇した。無視して素通りしようとしたところ、兄から「おい!(彼女に)挨拶しろよ!」とひと言。が、山本は「は? ここ、舞香ん家だから女(彼女)の方が挨拶しろよ!」と返答。兄に叱られても、山本は「礼儀としては分かるよ。でも、ここ、舞香ん家だから、お前が挨拶しろよ!」と最後まで譲らなかったというエピソードだ。2019年7月に放送された日本テレビ系のバラエティー特番で披露されたが、いまだに語り草になっている。


「気分が乗らないのか、バラエティー番組などで終始ムスッとした顔つきのことがあったり、《舞香ん家》発言があったり。山本さんは《生意気》というレッテルを貼られた時期が長かったですが、2020年には、当時交際していた伊藤健太郎さんが自動車事故を起こし、芸能活動を休止。そんな伊藤さんを長く支えた山本さんに対して、《イメージが変わった》などと支持する声も多く出ました」(前出のエリザベス松本氏)


 その後、伊藤とは破局し、2024年にロックバンド「MY FIRST STORY」のボーカル・Hiro(31)と結婚。すると、今度は結婚発表のツーショット写真で、山本の指輪のダイヤが《デカすぎる》《これ見よがしで品がない》なんてやっかみ半分の書き込みが殺到。とにかく何をやっても、いい意味でも悪い意味でも目立ってしまう。それが山本なのである。


「何かとプライベートの私服姿や言動が話題になりがちだった山本さんですが、『めおと日和』では演技にグッと深みが出て、今は女優として話題になっている。かつてマツコ・デラックスさんから《中身はほぼヤンキー》なんて親しみを込めて評されていましたし、実際にそういう気の強い女性役も抜群に似合いましたけど、『めおと日和』で見せた、“ヤンキー”っぽさがまったくない新しい顔に、《こんな役もハマるのか》と注目している業界関係者は多い」(在京キー局ディレクター)


 まだまだ人気が出そうな《ふかふみコンビ》。山本の《令嬢顔》を最終回までじっくりと堪能したい。


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 山本舞香を語るうえで必須なのが「舞香ん家」エピソード。関連記事【もっと読む】山本舞香結婚でXにあふれた「舞香ん家」って何だ? 伝説の「お前が挨拶しろ」エピソードを思い出すファン続出…では、本人のオラオラエピソードについて伝えている。


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