旧ジャニーズ事務所のSTARTO ENTERTAINMANTの福田淳社長(59)が退任すると報じられたのは先週14日のこと。次期社長には、元フジテレビ専務で元テレビ西日本社長の鈴木克明氏(66)が調整中だという。
福田氏といえば、女優ののん(31)の芸能界復帰に貢献したことで知られ、芸能界の古い体質に切り込み、風穴を開けた功労者。旧ジャニーズ事務所も改革の切り札として就任したはずだが、2年足らずでお役御免とは一体何があったのか。元テレビ朝日プロデューサーの鎮目博道氏がこう言う。
■福田淳氏とは「対外的に変わったことを示す神輿」
「業界外の福田氏が社長に就任したことで、所属タレントたちがテレビ出演できるようになったり、取引が再開できるようになり、期待通りの活躍は果たした。とはいえ、長い間独自のスタイルで続いてきたジャニーズでそう簡単に内部情報は開示されないでしょうし、福田氏もこれ以上在籍したところで何も変わらない。福田氏は『対外的に変わったことを示す神輿』にすぎず、最大の効果を出したところで任期満了ということだと思います」
東山紀之、井ノ原快彦の会見は何だったのか
ここにきて、中居正広氏問題で騒動の渦中にある「フジテレビ」の看板を掲げた人材を社長にすることも驚きだ。
「中居問題で世間的な風当たりが弱まっている間に“しれっと”昔のジャニーズに戻そうという意図が感じられます。いきなり旧ジャニーズ事務所の生え抜き社員が社長に就任してもバッシングを浴びるので、“テレビ局出身者を抜擢した”という建付け。ご存じのとおり、フジテレビはジャニーズ事務所と“もたれ合い”で番組を作ってきた、それが社の方針でもあった最も古い体質のテレビ局ですから、旧態依然としたジャニーズの姿に戻るだけです」(鎮目氏)
中居問題を”隠れ蓑”にしたかのようにも見えるSTARTO社。かつてのようにタレント人気を盾に強権を振るう日がくるのか。
◇ ◇ ◇
いったんは黙ったかに見えた中居正広氏が動いている。関連記事【もっと読む】《頼まれた?》中居正広氏擁護で「ヅラ」は歓喜…古市憲寿氏が元女性アナへ"反撃"の意味深…では、中居の反論で混迷する現状について伝えている。