ストーカー殺人犯は事件を起こす3日前、滞在先のホテルの近くで別の女性の後をつけてマンションに侵入していたことが判明。また3年前と5年前には、それぞれ別の女性に対するストーカー規制法違反などの疑いで逮捕されていた。


 神戸市のマンションで住人の片山恵さん(24)が今月20日、殺害された事件。殺人容疑で逮捕された東京・新宿区の会社員、谷本将志容疑者(35)は17日に神戸入りした直後から、滞在先周辺でターゲットとなる女性を物色していたとみられる。


 谷本容疑者は17~21日の日程で休暇を取得し、事件当日まで神戸市中央区のホテルに宿泊していた。被害に遭った片山さんの職場はホテルから250メートルほど、徒歩5分の距離だった。


「事件後、ホテル付近に住む別の女性から警察に相談があり、谷本が事件3日前の17日、女性が住むマンションのオートロックをすり抜けていたことが分かった。女性はとっさに危険を感じ、奥のスペースに逃げ込んだため、無事だった。そのマンションも片山さんの職場のすぐ近くだった。付近の防犯カメラ映像には、谷本が17日以降、片山さんの職場近くを徘徊している画像が残っていた。最初から片山さんを狙っていたのではなく、この時点でターゲットを変更した可能性もある」(捜査事情通)


 谷本容疑者がいつ片山さんに狙いを定めたかは不明だが、4日間付近をウロついていた。そして20日夜、仕事帰りの片山さんの後を50分間つけ回し、凶行に及んだ。片山さんについて「全く知らない人です」と供述している。


 谷本容疑者は3年前の2022年、神戸市中央区のマンションで面識のない20代女性を待ち伏せして首を絞め、傷害とストーカー規制法違反の疑いで有罪判決を受けたことが明らかになっている。

その執行猶予中に今回の事件を起こした。


「この時も路上で見かけた女性に一方的に好意を抱き、約5カ月間つきまとっていた。女性は5回待ち伏せされ、自宅近くで何度も声をかけられていた。谷本は犯行当日、女性の後に続いてマンションのオートロックを突破し、女性がドアを開けるのを待って部屋に侵入。大声を出され、首を絞めた。逮捕された際、『女性とは面識がない。女性と話がしたかった』と、供述していた。実はこの事件の2年前の20年にも、面識のない別の女性の後を追ってマンションに押し入り、ストーカー規制法違反で逮捕されている」(前出の事情通)


 5年前から面識のない女性の後をつけ、オートロック式のマンションに侵入する手口を繰り返していた可能性もある。なぜ、こんな危険極まりないストーカー男が野放しになっていたのか。


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