元衆院議員でタレントの杉村太蔵(46)が10月19日、2つのテレビ番組に出演。議員定数削減などに関する持論を述べたところ、視聴者から高評価の声が上がっている。
この日の午前、「サンデージャポン」(TBS系)に登場した杉村は自民党と日本維新の会の連立をめぐる話題の中で、維新が主張する「議員定数削減」に言及。維新は現行の小選挙区比例代表並立制について比例代表の定数を削減すべきとしているが、杉村もこれに賛同。ただ、その理由が実に“身を切る内容”だったのだ。
「杉村さんはコメントの中で、2005年に自身が比例単独で当選したことについて、『杉村とかいうアホ議員に投票したのは誰だって言うヤツいるんですよ。誰もいないんですよ! 誰ひとり、杉村太蔵って投票してないのに、衆議院議員・杉村太蔵が誕生してしまった。この選挙制度、明らかにおかしいんですよね』と力説。“自戒”を込めての発言には、X(旧ツイッター)で《妙な説得力がある》といった賛辞が上がっています」(テレビ誌ライター)
杉村といえば、05年の当選直後に「早く行ってみたいですね、料亭に」「国会議員はJR乗り放題らしいですよ。しかも全部グリーン車」といった大放言で一躍注目を集めた。その後も何かにつけて議員活動の“お騒がせぶり”が注目されたが、09年の衆院選には立候補せず、議員活動は1期のみ。とはいえ、自らを例に出すという“捨て身ぶり”が評価されたようだ。
また、同日夜には「Mr.サンデー」(フジテレビ系)に出演。この日行われた静岡県伊東市の市議選の開票状況を見守る同市の田久保眞紀市長に対し、かねて話題の「卒業証書問題」について質問。
「杉村さんは筑波大を中退していますが、『僕も大学中退しているんですよ』と田久保市長に語りかけつつ、『一度たりとも、大学を卒業したと勘違いしたことはないですね』と、やはり“身を切る内容”で、田久保市長をイジっていました。これに対し、田久保市長は苦笑いするばかりで質問には答えませんでした。その姿に対しては《さすがに『勘違いするかもしれないだろ!』なアクロバット擁護は出ないな》といった声がXに上がっていました」(前出のテレビ誌ライター)
田久保市長は失職の可能性大になってきたが、自維連立の話題はもちろん、騒ぎはまだしばらく続きそうだ。となれば、身をもって“お騒がせ”を知る杉村の活躍も、もうしばらく続くか。
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杉村太蔵は卒業こそしていないものの、筑波大学に入学した経験はある。関連記事【もっと読む】筑波大中退の杉村太蔵が同大学“評論家”デビューへ 悠仁さま合格で最低4年は仕事にあぶれず…では、本人の“筑波大学評論家”ぶりを伝えている。