フジテレビは、嵐の相葉雅紀(42)が司会を務める音楽の祭典「2025 FNS歌謡祭」を、12月3日と10日の2週連続で約8時間30分の生放送することを発表した。
FNS歌謡祭は、毎年冬の音楽特番として、その年に流行した楽曲が披露されるだけでなく、同番組でしか見られない特別なコラボなどで人気を博していたが、冬だけでなく現在、FNS歌謡祭は春・夏・秋と季節ごとに放送されている。
1年に一度の特別な音楽番組から、季節ごとの特番として放送回数が増えたこともあり、出演アーティストのラインアップにも真新しさが求められる中、今回発表されたFNS歌謡祭のラインアップにはSixTONES、Snow Manら、STARTO社所属のアイドルグループや、ILLIT、TOMORROW X TOGETHERなどの韓国アイドルグループだけでなく、FRUITS ZIPPER、CUTIE STREET、CANDY TUNEなどのZ世代に支持を得ているアイドルグループの出演が目立っている。
それに対し、視聴者からは《なんかアイドル系ばっかだよね。純粋に音楽が楽しめる番組が本当になくなった》と、まるでアイドルフェスのようなラインアップで心惹かれないという感想が、多く散見されている。
■グランドプリンスホテル新高輪「飛天」の豪華ショーもなくなり…
「FNS歌謡祭といえば、本格アーティスト同士の意外なコラボやカバーなどを楽しめるというのが一つの肝でしたが、特に2週放送になってからは、音楽的な価値の部分が希釈された印象で、とにかく若者に人気のアイドルたちを出演させ、瞬間的な視聴率を稼ごうという魂胆が見える、見応えのないただの音楽番組になってしまったと感じている人も多いようです」(音楽業界関係者)
かつてはグランドプリンスホテル新高輪「飛天」を借り切り、人気アーティストが勢ぞろいしてお互いのパフォーマンスや生歌唱を見るというFNSでしか楽しめない舞台装置もあった。しかし、2022年12月4日放送からは、フジテレビの特設スタジオで放送されるようになり、さらに年に一度の音楽特番から季節ごとの放送に増やしたという希少性を自らなくしたことなども、FNS歌謡祭の独自性を損なった要因として考えられる。
「2週連続で放送して、なるべくスポンサーからの予算を得る機会を増やしたいというフジの懐事情もあると思いますが、《まさかのコラボの連続で、見逃せなかったけど最近は間延びして、無理やり8時間つなげてる感じ》と、往年の視聴者からは、長時間2週放送の弊害を指摘する声も多く上がっています。2週連続でやっても目当てのアーティストだけ見てチャンネルを替える人もいるでしょうから、全体を通して見たいと思う番組構成や企画、ラインアップなどのFNSらしさへの原点回帰がそろそろ必要だと思います。しかも今はYouTubeなどで、推しが歌い踊る姿は簡単に見られます。SNSとの差別化も図らないと安定的な視聴率を取ることは厳しいでしょうね」(同)
希少なコラボを見せてくれる貴重な音楽特番から、アイドルフェス番組になりそうなFNS歌謡祭。果たして今度の視聴率はどうなるか。
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