2025年、日本中を沸かせたNHK朝ドラ「あんぱん」。ドラマを牽引した2人の若き女優に、相次いで暗雲が立ち込めている。

一人は「大人のカネ事情」に巻き込まれ、もう一人は「愛と我が道」を暴走。対照的な“場外乱闘”が勃発しているのだ。


 まずはヒロイン・朝田のぶ役を完走し、国民的女優の座を不動にした今田美桜(28)。彼女の足をすくったのは、所属事務所を巡る生々しい金銭トラブルだった。

「11月中旬、今田さんの現所属事務所が、約3億円のCM出演料の支払いを求める訴訟を起こされた一件です。訴えた音楽出版社は、デビュー当初から今田さんのキャスティングに尽力した見返りとして『CM出演料の3割を支払う』という取り決めがあったにもかかわらず、その支払いが滞った挙げ句、一方的な契約終了通告があったとしています。原告は『芸能界のドン』率いる有力グループ企業として知られ、業界の“仁義”を欠いたのではないか等の臆測も流れ、今田さんのタレント活動にも支障が出かねない状況ともみられています」(民放編成関係者)


 今田といえば、その好感度の高さから2025年の「CM起用社数ランキング」(ニホンモニター)で15社を数え、総合4位。ビデオリサーチが集計の「年間CM露出タレントランキング(秒数)」では初の1位となり、前年13位から大きく順位を上げ「事実上のCMクイーン」と評されている。​2026年はさらにこの勢いを強めるとみられていた。


「とはいえ、今回の訴訟沙汰の展開次第ではどうなるか分からないと思いますよ。もちろん訴訟の当事者は事務所同士であり、今田さん本人は訴訟の当事者ではなく、あくまで『契約の対象となるタレント』という立場にすぎません。それでも​CM起用企業やテレビ局が『コンプライアンスリスク』と見なして起用を様子見する可能性もゼロじゃない。

スポンサー企業は『訴訟』や『金銭トラブル』といったワードを極端に嫌い、タレント価値が損なわれたと判断すれば今後、契約更新の保留や新規オファーの凍結という事態になったりしかねず、とりわけ外資系配信ドラマなどは権利関係に厳格とされるだけに、世界進出やグローバル展開も頓挫しかねないとみられています」(前出の民放編成関係者)   


 本人のあずかり知らぬ場所で、キャリアの絶頂に冷や水が浴びせられた格好だ。


 不運なトラブルに泣く今田に対し、自らの意思で周囲を振り回しているのが同ドラマでブレークした河合優実(24)。かねて噂のあった俳優・池松壮亮(35)との交際が、いよいよ最終局面に入っている。


「写真誌に同棲を撮られましたが、池松側は隠すそぶりもなく、事実上の交際宣言ともとれる対応でした。河合サイドもなんら否定しておらず、一部で『若すぎる』という声も出ていますけど、結婚へ向け、2人の関係性や信頼の深さから、多くのメディアやファンは肯定的な意見を示しています。もっとも、所属事務所とすれば、これから稼ぎ頭として売り出したい金のタマゴなのですから、もろ手を挙げて祝福とはいかないはずです。結婚までは既定路線にしても、そこにオメデタなどがついてくると、彼女のタレントイメージは変わってきますからね」(芸能プロ関係者)


 しかし、当の本人はどこ吹く風という見方も業界にはあるらしい。
「河合は安易なバラエティー出演などを拒み、作品本位のスタンスを貫く職人肌で知られ、私生活においても事務所のコントロールを受け付けない強心臓ぶりを見せているそうです。さらに『女優業と私生活は別』という意識が強く、結婚で仕事が減るならそれも本望と腹をくくっているのかも知れない。かつて人気絶頂でマイクを置いた山口百恵さんを彷彿とさせる潔さですが、事務所にとってはたまったものではない。下手に私生活に口を出して彼女を怒らせ、独立なんて言い出したら目も当てられないでしょうし、大変でしょうね」(前同)


 事務所の“不始末”でキャリアに急ブレーキがかかる今田と、仕事も私生活も所属事務所に頼らず、独立志向の女優河合。「あんぱん」で見せた笑顔の裏で進行する2人のドラマは、2026年の芸能界に大きな波紋を広げそうだ。

 


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 予断を許さない今田美桜の今後だが、どのように推移していくのだろうか? 関連記事【もっと読む】今田美桜“もうひと脱ぎ”でトラブル対処の荒技プラン…「3億円訴訟報道」と写真集10万部快挙の攻防…では、その行く末を占っている。


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