実業家で元グラビアアイドルの小阪由佳が11月29日、都内で写真集「until the end~裸洗~」(双葉社)と自伝的エッセー「六本木洗脳」(晶文社)の発売イベントを行った。


 写真集、エッセーを同時発売したことについて「写真集は今の自分を改めて出したいと思いましたが、自伝を書くのはとても勇気がいるものでした。

本を書こうというより、ある日突然自分を洗脳した方を偶然テレビで見てしまって、その衝撃と恐怖が自分の中でたまらなくて、どうにか昇華しなければと思って、ペンを取ったことがキッカケです」と説明した。


「洗脳した女性」との出会いは2005年ごろ。きっかけは番組での共演だった。最初は普通の話をしていたが、芸能界で生き残る方法などを聞いているうちに、彼女から「太ったら話題になるよ」と言われたという。


■「後悔をどうしたら後悔ではなくするための旅でした」


 激太りし、他者へ“口撃”することなどもあったが「私はそのとき心を捨てていたので……。後から後悔して反省しました。戻れないという感じでしたね」と胸中を明かした。


「2年ぐらい洗脳されてましたね。なかなか縁が切れなかったけど、お金が尽きたんです。洗脳されている時は働いてなかったので、貯金が底をついた時に、生きるか死ぬかの選択に迫られて、私は生きる方を選択しました。そこからは早かったですね」と明かした。


 彼女は続けた。


「洗脳が解けてから15年間は、自分の後悔をどうしたら後悔ではなくするための旅でした。この経験を伝えることで、読んだ方がなにか気付いたりとか、この本に出合えてよかったと思ってくれたらうれしいです」としみじみ語った。


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