SUPER EIGHTの横山裕(44)がフジテレビ系バラエティー「芸能人が本気で考えた!ドッキリGP」のロケ中に全治2カ月のケガをして、テレビ局の安全管理への懸念が強まっている。
フジテレビによると、ケガをしたのは12月11日午後、「回転台の上に乗るゲーム」の収録中で、横山は体勢を崩して強く体を打つなどして、医師から「右肋骨骨折」と「腰椎捻挫」と診断されたという。
「罰ゲームと称して、地上約40メートルの高さまで飛ばされる『逆バンジー』が行われていたり、円盤に磔(はりつけ)にされた状態で出演タレントがグルグル回される『高速回転』などの企画ですね。『落とし穴』企画とか、タレントを罠にかけて驚いたり、恐怖にかられる姿をクローズアップして笑おうというもので、それ自体が現在のコンプライアンスに照らし合わせてどうなのかという指摘をされながら、続けていたのです。安全性とは、収録前にスタッフがやってみて、大丈夫かどうかを確認する程度とされていて、そのスタッフの安全性はどうなのかという部分もある。いずれにしても前時代的な企画で、『まだ続いていたのか』『いつまで続けるのか』という意見が多数あがっています」
とは芸能プロ幹部。
「バラエティーでは、視聴率を稼ごうと、プロデューサーや放送作家は机上の空論のような企画を考案し、その実現を低予算で現場に要求する傾向があります。それが現場の過重労働、精神的ストレスとなり、事故につながりかねない温床になっている部分もあると思います。テレビ業界全体で収録中の事故が相次いでいる中、抜本的見直しや、構造的な安全対策強化が求められているでしょう。仕事のオファーが途絶えるのを恐れて、なかなか口にしませんが、外部の制作スタッフや芸能プロ、矢面に立たされるタレントたちが特に切実だと思いますよ」
■松岡昌宏が指摘するテレビ業界コンプライアンス問題が拡大
元TOKIOの松岡昌宏(48)は日テレが国分太一(51)に対し、「コンプライアンス違反」があったとして番組「ザ!鉄腕!DASH‼」から降板させたことについて、自身も過去に番組収録中のケガで病院に何度も運ばれたことをインタビューなどで明かし、「それはコンプライアンス違反にならないのか」という趣旨の疑問を示して注目を集めている。
「さらに突っ込んで、自分たちに何の説明もしないことも、日テレはコンプラ違反なのではないかと言っています。自分たちはモノじゃないという趣旨で、使い捨てにされがちな現場スタッフたちの共感を集めているようです。折しも、12月10日には六本木のテレビ朝日本社から男性スタッフが転落し、亡くなる悲劇もありました。
外部スタッフやタレントをこき使い、殿様商売を続けて来たテレビ業界の闇が、またぞろ見え隠れしている。
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【関連記事】では『国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む』なども必読だ。

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