2026年元日夜9時に放送されるテレビ朝日系「相棒シーズン24」のスぺシャルをめぐって、業界内がかしましい。


 シリーズ誕生25周年、水谷豊(73=写真)演じる杉下右京と、寺脇康文(63)の亀山薫コンビも通算で11シーズン目。

元日スペシャルは06年から毎年恒例なのだが、「新作のサブタイトルが『フィナーレ』ということで、ネット上でも《いろいろ意味深》などとささやかれているのです」(在京キー局プロデューサー)。


 相棒シーズン24の12月10日放送回の平均視聴率は世帯9.7%、個人5.5%(関東地区=ビデオリサーチ調べ)と今どきの高水準をキープ。テレビの無料配信サービスTVerのお気に入り登録数も100万超え(17日現在)と秋ドラマの上位にランクインしている。


テレ朝にとっては今も“ドル箱”なんですが、水谷さんの年齢のこともあって、22年のシーズン21で寺脇さんが復活してからずっと“勇退説”が噂されてきました。そんなところへ『フィナーレ』ですから、《意味深すぎる》というのも当然かと……」(前出の在京キー局プロデューサー)


 もっとも「水谷さんも辞めるに辞められないはず」と話すのは、スポーツ紙芸能デスクだ。


「愛娘の趣里さんが8月に元BE:FIRSTの三山凌輝さんとの結婚を発表し、9月に第1子を出産。三山さんは12月13日に東京・吉祥寺であんかけパスタ専門店をオープンさせたばかりですが、盛況だったのは初日だけだったようです。芸能人としてはもちろん、実業家としての先行きも不安しかありません。水谷パパの義理の息子に対する不信感は相当なようですが、もちろん趣里さんと初孫は可愛い。2人のためにも、できるだけ長く芸能界での影響力を残しておきたい。そう考えるのが親心じゃないですか」


 実際、写真誌FLASHの電子版は12月16日に《三山凌輝、「あんかけパスタ専門店」で見えた“義父との溝”…水谷らから開店祝いナシの不協和音》などと題した記事を配信していた。


 テレ朝側は、水谷から「辞める」と言い出さない限り「相棒」を続ける意向という話も聞こえてくるが、右京さんだって寄る年波には勝てない。


「水谷さんは来年74歳、『相棒』はシーズン25とキリがいい。もしくは75歳になるシーズン26か。いずれにせよ、あと1、2年で劇場版を撮ってフィナーレといった結論が出るでしょう。それ以上に“相棒”の寺脇さんの問題もある。頭脳派の右京さんはいいとしても、寺脇さん演じる薫ちゃんは肉体派。水谷さんを師と仰ぐ寺脇さんは最後まで付き合うでしょうが、60代半ばになる薫ちゃんが走り続けられるかどうか。ケガをしないか心配になります」(ドラマ制作会社関係者)


 それが最大の壁か。


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