2005年12月8日にスタートしたAKB48が、12月8日に20周年を迎えた。
2009年から2019年まで「NHK紅白歌合戦」に連続出場していたが、人気メンバーは去り、往年の勢いは失われ、2020年はついに落選。
近年は、坂道グループは言うに及ばず、FRUITS ZIPPERやCANDY TUNE、超ときめき宣伝部などに人気を持っていかれつつあったが、ここで奇跡の復活を遂げたわけだ。
布石はあった。
20周年イヤーであることし8月には、シングル「Oh my pumpkin!」が発売され、現役メンバーに加え卒業生の前田敦子、高橋みなみ、小嶋陽菜、指原莉乃が参加。卒業生が現役アイドルのシングルに参加するのは異例のことだった。しかし残念ながら、この曲は大きなヒットには繋がらなかった。
12月4日から7日(6公演)までは20周年を記念したコンサートが日本武道館で開催されたが、コンサートのほとんどに卒業生が出演し、最終日には卒業生が勢揃いして、全盛期を思わせるほどの盛り上がりを見せた。20周年記念コンサートとして考えたら大成功と言えるだろう。
そして8日の20周年当日は、AKB劇場で一期生17人が参加した公演が行われ、さらに紅白への出演も明らかにされた。
こうした20周年の一連の流れを見ていると、一見、AKB48は解散に向かっているようにも見える。まあ解散はないにしても、当たり前だが来年からは、基本的には、卒業生のいない元のAKB48に戻っていくだろう。
どんな展開になるか予想はつかないが、12月に研究生から正規メンバーに昇格した伊藤百花が2月発売のシングルのセンターに抜擢された。伊藤はすでに単独で写真集も発売し、注目のメンバーだ。これからのAKB48を引っ張る逸材と言われるほどだ。そんな伊藤が飛躍してくれるのではないかと思う。
さらに現役メンバーに加え、再び卒業生を交えたチーム編成になっていくのもありではないかと思う。前田敦子や大島優子、今では抜群の知名度を誇る野呂佳代などがサポートメンバーとして参加してもらいたい。もちろん現役メンバーもこれまで通り活動し、上を突き上げていく若手のがむしゃらさなども必要なので、今までの型を守りながら新たなAKB48を作り出してもらいたい(これはあくまでも個人的な願望だが…)。
平成のど真ん中で活躍したAKB48だが、令和でもど真ん中に返り咲いてもらいたいものだ。期待しています。
(ブレーメン大島/プロアイドルヲタク)
◇ ◇ ◇
今回の「復活」に漏れてしまっている人物がいる。<AKB48が紅白で復活!“神7”不動人気の裏で気になる「まゆゆ」の行方>…では、初代「神7」で不参加の渡辺麻友の行方を追っている。

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