お笑いコンビスリムクラブ」の内間政成(49)が20日、相方真栄田賢のX(旧ツイッター)のショート動画でおなじ吉本興業所属の後輩芸人である「霜降り明星」の粗品(32)に「最近、大丈夫? ちょっと心配になって。なんか、頑張っているというか、後に引けないのかなと思って…」などと呼び掛けた。


 粗品は13日放送の日本テレビ系「女芸人No.1決定戦 THE W 2025」で審査員を務めたことについて、同じく審査員の「笑い飯」の哲夫が17日のラジオ番組で「粗品の時間はもうちょっと短くてよかったな」などと感想を語ったところ、19日更新のYouTubeで「哲夫さん、あなた、たいした審査コメントしてなかったじゃないですか。格好悪いですよ。はっきり言って需要なかったですよ、あなたの審査コメント」などと批判を繰り広げ、ネットなどで話題になっている。内間はそんな粗品に対して心配し「まあいろいろポリシーはあると思うんだけど、なんか耐えられない時はよかったら連絡ください」と呼び掛けたのだ。


 スポーツ紙芸能デスクが言う。


「いわゆる〝噛みつき芸〟については、関係者とくに上の世代からも『良くないんちゃう』などと注意されているそうですよ。本人はそれも承知の上で11月26日深夜の読売テレビ『吉田と粗品と』でベテラン芸人の中田カウスから『そのまま行け、誰の言うことも聞くな』と激励されていたことを明かし、『いい一言やなと思った』と語っていました。ネットでの炎上商法ではありませんけど、毒舌も的を射ていていると評価する人や、番組や世の中を盛り上げるトリックスターとして、面白がるファンも少なからずいますし、本人も批判覚悟で続けているところはあると思います」


 なにより、粗品は売れっ子だという。


「舞台にドラマにDVD、さらにミュージシャンとしても活躍中で、事務所HPのプロフィールには、レギュラー番組としてNHKEテレ『天才てれびくん』などがズラリと並んでいます。何よりユーチューブチャンネルは大人気で、彼を信奉する若手芸人やスタッフを『粗品チルドレン』と呼んだりする向きもいるようです。テレビのコンプラ意識が高まる中、そのアンチとして、より自由度の高さを感じるという関係者もいます。実際、彼の審査員スキルや毒舌コメントは業界で総じて高く評価され、年収は推定1億円超とされています」(同)


■噛みつき芸で業界を黙らせるまでの軌跡


 粗品は吉本のお笑い芸人養成所NSC大阪校出身で、バラエティー番組「オールザッツ漫才」(MBSテレビ)での若手芸人コンテストで2012年、初出場の19歳で優勝といった受賞歴でも知られているという。


「粗品は今の芸風の原点として、先輩芸人との絡みで『ちょっと腐すほうでツッコんでしまった』結果、大きな反響を得たことだったと振り返っています。宮迫博之木村拓哉、神田伯山らをターゲットに〝噛みつき〟をエスカレートさせていた頃は批判が強かったようですけど、それでも確信犯的に続けたこともあってか、今はそれも落ち着き、世間にも業界にも認知されたと感じているのではないでしょうか」(芸能プロ関係者)


 テレビ局やスポンサーの顔色ばかり気にしているタレントより、自分のほうが面白いという自負も垣間見えそうだ。


  ◇  ◇  ◇


 関連記事では「ケンコバ4年前の“予言”が大バズり!粗品『THE W」酷評審査で浮上した『お笑い界は破滅する』論」なども必読だ。


編集部おすすめ