「BMSG」の代表を務めるSKY-HI(39)が2023年夏ごろ、アイドル活動をする17歳の女子高生を深夜に自宅マンションに呼び出したと「週刊ポスト」が報じたのは19日のこと。


 自社のホームページで「相手方保護者の方のご承諾を得ていたと認識していたとはいえ、未成年の方に対して不適切な時間帯に面会を行うなど、一般社会の常識とは乖離した軽率な行動でありました」と謝罪したものの、17歳の女子高生を呼び出したSNSの内容まで明かされ、波紋は広がるばかりである。


 日高氏が送ったという〈かわいすぎる死ぬ〉〈タイプすぎて辛いまである〉〈だぁいすき〉といったLINEの文面からはクレバーな経営者のイメージとは異なる顔が浮き彫りに。


 記事によれば、きっかけは23年夏ごろ、日高氏がアイドルをしている未成年の少女にSNSのDMを送り、連絡をとる仲に。以来、日高氏の自宅兼スタジオに深夜0時すぎに呼び出され、朝方に帰ったことが複数回あったことがLINEの記録から明らかに。もちろん、午後11時以降保護者ナシでの外出は青少年保護育成条例に関わる。


 SNS上では「オジサンなのにキモ!(気持ち悪い)」「HANAがマジで心配」など女子高生にDMナンパする日高氏に嫌悪感を持ったコメントのほか、「国分太一はコンプラ違反で出禁で話もしないのに、 SKY-HIはコンプラ違反にならないんだ? 」とコンプライアンスについて経営者としての資質も問われている。



 BMSGといえば、BE:FIRSTとHANAが大晦日のNHK紅白出場が決まった有名事務所。


 日高氏はアップル社CEOのスティーブ・ジョブズさながらの戦略説明会をし「芸能の常識より社会の常識を重要視」「タレントも事務所もファミリーのような経営」を掲げていた。


 しかしながら、5月には元BE:FIRSTの三山凌輝(26)の婚約破棄トラブル。9月には所属ラッパーのedhiii boi(エディボーイ=18)がコンプライアンス違反で 活動自粛と不祥事続き。騒動後に同社所属のNovel Core(24)が「俺がいるんで大丈夫です。ご心配なく。きつく言ってあります」とSNSを投稿。

SKY-HI騒動に対するフォローではないかという意見が多い。


「素行に心配はあるが、背負ってみたい」と三山をBE:FIRSTに入れた日高氏について“結果主義者ではないか?”とコメントした家族問題評論家の池内ひろ美氏がこう言う。


「BMSG社の不祥事を“トップの日高氏がゆるかった”で総括したのが今回の件でしょう。素行に問題はあっても人気があれば良しという“結果主義”の帳尻が合わなくなってしまったともいえます。プロセス作りに注力して思った以上にうまくいきすぎて後がついていかなかった、大人のいない会社だったのかもしれません」


 SNS上では日高氏に嫌悪感を抱くコメントが増えている。


「女子高生から見たら39歳はオジサンなのに“自分は同じ”だと思っていたのが痛々しい。家族のような事務所を作り、若者と同じという自負があるのかもしれませんが、金とチカラを使っている時点で立場は対等ではないし、大人としての対処を求められます。深夜に未成年を呼び出し“親に了承を得ていたという認識だった”というコメントも、社会常識としてありえないでしょうし、ましてや芸能事務所の代表としては疑問が残ります」(池内氏)


 芸能界には稀なビジネスセンスのある実業家と評価も高かった日高。時代の寵児も心は未熟だったのか。


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 三山凌輝に対しては「BE:FIRSTメンバーの足を引っ張ったという」声が上がり気味だ。関連記事【もっと読む】三山凌輝の“円満”とは言い難いBE:FIRST脱退の裏側…メンバーへ多大なシワ寄せとファンの怒り…では、シワ寄せに憤るファンの声について伝えている。


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