武田鉄矢主演の「水戸黄門」(BS-TBS)が約7年ぶりに2時間スペシャルで復活する。
“天下の副将軍”水戸光圀が佐々木助三郎、渥美格之進ら供を連れての世直し旅を描いた「水戸黄門」は、1969年から初代東野英治郎、2代目西村晃、3代目佐野浅夫、4代目石坂浩二、5代目の里見浩太朗と黄門役が受け継がれ、「この紋所が目に入らぬか」と葵のご紋の印籠を掲げ、悪者たちを懲らしめる名場面や由美かおるが魅せた入浴シーンも定番に。
武田鉄矢版は、2017年に登場。第1シリーズでは、光圀と助さん(財木琢磨)、格さん(荒井敦史)、風車の弥七(津田寛治)一行が、東北へ。途中出会ったくノ一詩乃(篠田麻里子)も加わり、無事に(?)入浴シーンも継承された。当時の取材では、抜擢された荒井と時代劇初挑戦の財木が熱心に殺陣や所作に取り組む姿が印象に残っている。
放送初回には武田の代表作「金八先生」シリーズで息子役の佐野泰臣や不良生徒役の直江喜一も出演。黄門様が「鶏鳴狗盗」などと四文字熟語を使って説教したりと武田版らしい場面も話題となった。
「武田黄門」初の2時間スペシャルとなる今回は、老公が甥である前田綱紀(榎木孝明)に会うために、助さん、格さんと金沢に向かう。しかし、老公の足は、自身の印籠が作られた輪島の地へ。途中、ワケアリな雰囲気の武家娘・春江(剛力彩芽)と連れとなり、地元の騒動を解決しようとする老公一行だが、そこに柳沢吉保(袴田吉彦)の存在が見え隠れする。さらに前田綱紀暗殺の陰謀が!?
開局25周年企画だけに榎本、剛力とともにゴリ、美村里江、近藤芳正、秋野太作、JP、なべおさみ、映画「侍タイムスリッパー」でも存在感を見せた京都時代劇のベテラン峰蘭太郎ら豪華ゲストが出演。
中でも気になるのは、藤井紋太夫(加藤雅也)の存在だ。
なお、使用される印籠は、実際に輪島の名人によって製作された逸品で、ふだんは金属ケースに大切に保管されている。歴代格さんは、声の出し方、懐からの取り出し方、見せる角度など印籠シーンを特訓してきた。今回も渾身のシーンになりそうだ。
ご老公のお説教はあるのか。詩乃は名湯を堪能するのか。世直しの結末は。放送は12月28日午後6時から。能登へのエールを込めた新作に期待したい。
(ペリー荻野/時代劇研究家)

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