世の中が不安定になるとスピリチュアルなど占い番組がはやるというが、最近話題になっているのが占い師による「洗脳」被害について明かした小阪由佳(40)だろう。


 19歳のときに「ミスマガジングランプリ」を受賞しブレークした小阪だったが、23、24歳の頃、ある占い師との番組共演をきっかけに2009年ごろからブログの削除や、激太り、芸能界を引退するなど不安定な状態に。

ところが当時は洗脳状態だったと明かしたのだ。電話番号を変え、周囲との連絡を絶ち、「太ったほうが話題になる」とあえて激太りするようにアドバイスされ、周囲から距離をおくように。挙げ句の果てに占い師から「犬」「奴隷」呼ばわりされるという壮絶な洗脳に遭っていたという。


 詳細は「六本木洗脳」(晶文社)として出版したが、占い師について実名は明かしていないのだが……小阪本人は「周囲に迷惑をかけるから明かせない」とコメント。例の洗脳占い師を知る人がこう言う。


「もともと自身がアイドル志望で、鳴かず飛ばずで占い師に転向した人なんですよ。占ってもらった芸能人が『なんでそんなことまで知ってるの?』なんて驚いてますが、もともと芸能界に精通していて、芸能人に付いてるヘアメークさんとかから情報収集しているんです。占いの知識に超パーソナルなことをひとつ加えると驚いて信じちゃうわけです。だから“突然占って~”ではなく、綿密な情報収集の上に成り立っているんですよ」(芸能関係者)


 ヘアメークは孤独なタレントたちの一番近くにいる存在。浮き沈みの激しい芸能界で頑張っても成果が出ない、番組に呼ばれなくなるなど、占いにすがりたくなる場面も数多い。そんな不安を吐露しやすいのがヘアメークというわけだ。下手すると恋愛から家族、家のことまで相談し、マネジャー以上に詳しいことも少なくない。

そういう情報網を駆使して“見える”ふうを装っているというのだ。


「占い師の情報源になっていたことがわかるとフリーランスのヘアメークさんたちに影響が及んで仕事を失いかねないから、小阪さんは明かさないんです」(前出の芸能関係者)


 夢を追いかけて芸能界に入ったはずなのに、占い師に人生を狂わされては本末転倒だ。


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 出版当時に本人が語った洗脳とは、一体どんなものだったのか?関連記事【もっと読む】元グラドル小阪由佳が自伝本で約2年に及ぶ“洗脳”を語る「解けてから15年間は…」…では、その詳細について伝えている。


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