【今週グサッときた名言珍言】
「僕もどこかからか、『ひらパー』のポスターになるために役柄決めてってるところ(笑)」
(岡田准一/TBS系「A-Studio+」12月19日放送)
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いまや俳優のみならず殺陣師やプロデューサーとしても映像作品にかかわっている岡田准一(45)。彼のもうひとつの顔が「ひらパー兄さん」だ。
織田信長を演じた23年の大河ドラマ「どうする家康」(NHK)放送の時は「どうする許諾」のコピーで、よろいに「園長(そのなが)」と書かれたポスターが作られた。このように、彼がその時々に演じている映画やドラマに合わせたパロディーポスターが作られている。「どうせやるなら本当に貢献できて、目立たなきゃいけないので。ローカルCMで地味にやっててもしょうがない」という思いがあるという。
ふざける時は思いっきりふざけるのが岡田の流儀なのだろう。今年から始まった新番組「今さらシロー!」(TBS系)でも、自由にボケまくることでは芸人界屈指のロバート秋山を相手に、いつの間にか秋山がツッコミに回るほどボケまくっている。だが、10代の頃はバラエティーに苦手意識があった。
「うちのグループ(V6)で言うと森田(剛)くんとかって天才肌だと思うんだけど、天才肌の人たちがいて、それを見て『俺は普通だ』っていうのを若い頃に分かっちゃった」(TBS系「櫻井・有吉THE夜会」16年12月8日)という岡田はその劣等感から、アイドルとしての“反抗期”があり、バラエティー番組と距離を取り、メンバーとも口をきかなくなった時期があったという。
その頃の岡田を支えていたのは読書だった。小説はもちろん、哲学、心理学から自己啓発、宗教、スピリチュアルなものまで何でも読み漁り、ストイックに吸収していった。
そうして出合ったのが、ドラマ「木更津キャッツアイ」(TBS系)の、余命宣告を受けながらも「普通」で居続け、仲間とふざけ合う「ぶっさん」という役だった。「『岡田くんかっこいい』って言われ続ける限りは、芝居として認められてるわけではない」と考え、岡田がずっと目指してきたのは「役柄が愛される」ことだと冒頭の番組でも明かしている。
いまだに「ぶっさんが好きです」と言われることが多いという岡田。それは「ひらパー兄さん」も同じだ。ストイックに「役」に徹することで誰からも愛されるキャラを生み出しているのだ。
(てれびのスキマ 戸部田誠/ライタ―)

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