“にこるん”こと藤田ニコル(27)がインスタグラムで12月11日、夫で俳優の稲葉友(32)と連名直筆署名による投稿で、第1子妊娠と来年春ごろの出産予定を発表した。
自身の好感度について「いらないです」とか、歯に衣着せぬコメントで賛否両論はあるものの、この藤田の妊娠発表は、にわかに“ママタレ&ママドル”業界を騒がしくさせ始めている。
現在、ママタレ業界は、8月8日に第5子となる次女を出産した辻希美(38)を頂点に、子育てや弁当作りなどの話題で“ミキティ”こと藤本美貴(40)、上戸彩(40)、北川景子(39)らが、同年代の子供を持つママたちに人気だが、そこにおそらく28歳でママになる藤田が参戦してきたことで、クライアントや広告業界関係者が色めき立つのも無理はない。
■マタニティー&ベビー用品ブランドへの参入も
既に実業家として、2017年にファッションブランド「ニコロン(NiCORON」(20年9月終了)、21年「カルナムール(CALNAMUR)」、24年に「カルナナ(CALNaNa.)」というブランドの立ち上げを成功させている藤田は、結婚発表直後に「ママに向けたプロデュース商品を作りたい」と自らのYouTubeチャンネルで語っていることから、マタニティー&ベビー用品への参入は間違いなさそうだ。
「ニコルが若年女性層に支持されているのは、出演頻度の高いTBS系『それSnow Manにやらせて下さい』を見れば一目瞭然でしょう。番組内で、メンバー個人のファッションコーディネートに優劣をつける人気企画があるのですが、トップアイドルの本人たちに向かって、平気で『ちょっと無理』とか『ありえない』と言い放ち、それでも企画の準レギュラーとして出続けていられるのがその証拠です。ニコルをヒール(悪役)にした台本のセリフをそのまま言わせ、真に受けたファンによって炎上する事態もありましたが、それもラウールが『(バラエティー番組を見る)みんなのリテラシーって育ちそうかな……』とフォローしたことで騒動が収まり、その後も出演は続いています。正直な彼女の発言が支持され、共感できる信頼感を得ていると言えるのではないでしょうか」(テレビ関係者)
正直に自分の意見を言える藤田が、自らが使い勝手がいいと体感したマタニティーやベビー用品のプロデュースをすれば、実業家としても、ママタレとしても一気にトップに上り詰める可能性は十分にあるだろう。
ただ、そうなるとママタレ女王の座から降りる者も出てきそうだが、危ぶまれているのが辻のポジションだ。
「5人の子供を育てている辻の母親としての実績は揺るぎませんが、以前から、一部で“子供を利用して人気取りをしている”と言われてきたのも事実です。長女・希空(18)のデビューもあり、これからは少しずつ露出が控えめになっていくのかもしれませんね」(広告関係者)
次世代ママタレ女王と、新分野の実業家としても成功を手にすることができるのか。来年の藤田から目が離せそうにない。
(芋澤貞雄/芸能ジャーナリスト)
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