歌手の岩崎宏美(67)が12月28日、都内で行われた「第76回NHK紅白歌合戦」のリハーサルに参加し、取材に応じた。


 歌手生活50周年。

紅白出場歴は14回だが、今回は37年ぶり。「当時はレコード大賞が終わると帝劇から白バイで先導してもらって移動した」という。「今は応援合戦がなくなって、ラインダンスがなくなったんだなと。夜中に皆さんで練習して……今は歌に集中できるんだなと」と語ると、リポーター陣からも懐かしむ声が上がった。


 今回披露するのは「聖母たちのララバイ」。岩崎の曲は時代を超えてアレンジされ、若者にも知られている。


「アバンギャルディが『シンデレラハネムーン』で踊ってくれたり、自分の手元から離れても知られるようになって、コロッケがモノマネしたときとはまた違う広がり方をしてくれたので嬉しいですね」


 今年を漢字一文字で例えると「歌」だという。


「歌手としてはとても恵まれていて、歌が売れてなくても悲壮感なく、仕事がなくて困ったのはコロナの時だけ。歌があったからここまで来られたので」


 普段は声を出すことしか考えていないので、休みの時はメンテナンスを徹底。真摯な日々の積み重ねが50年のキャリアを支えている。


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