2025年のGP帯のドラマを総括すると、結局「TBS日曜劇場」が強かった。
「1月期の『御上先生』、4月期の『キャスター』、7月期の『19番目のカルテ』、10月期の『ザ・ロイヤルファミリー』は、各クールで視聴率トップ。
とはいえ、4月期では「続・続・最後から二番目の恋」(フジテレビ)が最終回8.2%(関東地区=ビデオリサーチ調べ、以下同)、10月期は「じゃあ、あんたが作ってみろよ」(TBS)が8.7%と視聴率でも健闘し、ネット上では日曜劇場をしのぐほど話題になった。
「特に直近の秋ドラマでは、竹内涼真さん(写真)が演じた昭和気質の残念なハイスぺ男子“勝男”がバズった『じゃあつく』が、若年層も取り込んで視聴率も尻上がりに。“考察”がネット上で盛んだった『良いこと悪いこと』(日本テレビ)も、爪痕を残しました」(前出のテレビ誌ライター)
テレビコラムニストの亀井徳明氏は「視聴習慣のある日曜劇場が視聴率で勝ち続けるのは当然。実験的な作品より王道寄りになっているのも、ニーズに応えているからです」と、さらにこう続ける。
「ドラマをネット配信で見る視聴者が増えてきた今、TBSの日曜劇場と火曜ドラマ、テレビ朝日の水曜9時枠以外は、フジの月9ですらも、ほとんど“枠”という概念が薄れてしまっている。だから、5~7%ぐらいでのダンゴ状態になるのも理解できるし、それぐらいの数字でもインパクトを残すことはできます」
特に重要視されているのが、ネットで話題になる仕掛けだろう。
「配信オリジナルのサブストーリーやネット先行配信などはすでに多くのドラマがやっています。中でも日テレが得意とする“考察モノ”は、視聴→考察→再視聴の循環が起きやすい。“考察班”が何度も見ては深掘りし、その投稿を見た視聴者がモヤモヤを解消するために配信で見直す。再生数が上がればネット記事が増え、それがまた新しい視聴者を呼び込む。ハマれば効果は絶大なので、一般の考察班を喜ばせていかに味方につけるか、そういう仕掛けを重視しているようにも見えますね」(亀井徳明氏)
こうしたネットを意識したドラマ作りの動きがある一方で、考察ものとは対極になるようなドラマを支持する動きもある。
「24年放送のNHKの『団地のふたり』だったり、フジの『続・続・最後から二番目の恋』だったり、直近ではフジの『小さい頃は、神様がいて』や、日テレの『ぼくたちん家』がそれ。
2026年以降、“王者”日曜劇場とテレ朝の刑事ドラマ以外の枠からは、そうしたタイプのドラマが増えていく傾向にあるのか。
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竹内涼真もその1人だが、「共演者キラー」の異名を持つ芸能人・俳優については、関連記事【もっと読む】【さらに読む】などでも詳しく報じている。

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