チンピラ政党への批判が止まらない。


 日本維新の会に所属する地方議員4人が、一般社団法人の社会保険を悪用し、高額な国民健康保険料の支払いを回避していた問題でSNSが大炎上している。

維新は7日に党内調査の中間報告書を公表。近く4人を処分するというが、それで幕引きなんて許されない。


 報告書は「議員報酬よりも著しく低額な役員報酬を基準とした社会保険料しか支払っておらず、国保逃れの脱法的行為と捉えられる」としていて、維新創設者の松井一郎元代表も激怒。8日、MBSテレビ「よんチャンTV」で「どう見ても制度の悪用」と非難し、「早くバッジを外すべきだと思う」と議員辞職を要求した。


「軽い処分でウヤムヤにしたいのが本音でしょうが……」と言うのは、維新の内情に詳しい政界関係者だ。


「国保逃れは悪質ですが、違法ではないため、期間限定の党員資格停止といった軽微な処分で済ませ、サッサとおしまいにするつもりだったようです。しかし、大手メディアも報じるようになり、SNSでも批判の嵐。謝罪を避けていた吉村代表もついに〈国民の皆様にお詫び申し上げます〉とSNSに投稿した。重い処分を下さないと収まりがつかないと考え始めている。いずれにせよ、早くケリをつけたいはずです」


■維新を抜けた国民民主議員も追及へヤル気満々


 報告書は、昨年7月に東京都内の地方議員や国会議員らでつくるLINEグループでも「国保逃れ」の勧誘が行われていたことも認めた。こうした点についても、維新は追加調査を実施するとしているが、結果を公表する時期はハッキリしない。前出の政界関係者は「通常国会が召集される23日までに終わらせたいと考えている」と言う。

国会で連日追及される展開を避けたいからだ。


 ところが、思惑通りにはいきそうにない。共産党の辰巳孝太郎衆院議員は7日、X(旧ツイッター)で維新の報告書の問題点を列挙。〈(昨年末の国保逃れ発覚以降に)慌てて社保を抜けて国保加入したものが何人か分からない。国保逃れは実際にはもっと多い可能性がある〉などと指摘し、〈通常国会で追及します〉と宣言している。


 維新を抜けた国民民主党の足立康史参院議員もヤル気満々。日刊ゲンダイにこう語った。


「懸命に働いて高い国保料を負担している国民のことを考えると、看過できない。通常国会では徹底的に追及します。最終的には、こうした不正を防ぐため、健康保険法の見直しにまでつなげていきたい」


 法改正まで議論するとなると国会審議も長丁場になり、維新は矢面に立たされ続けかねない。


「保険制度を所管する厚労省も今回の一件を『見過ごせない』と問題視している。法改正に向けた議論が一気に進む可能性がある」(厚労省事情通)


 チンピラ維新のウヤムヤ作戦は頓挫不可避だ。


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