2026年の冬ドラマ戦線は始まったばかりだが、早くも《相当面白い》の声が相次いでいる。松山ケンイチ(40=写真)主演の「テミスの不確かな法廷」(NHK=火曜夜10時)だ。

《発達障害を抱えた裁判官が、自らの特性と格闘しながら難解な事件に挑む法廷ヒューマンドラマ》(NHK公式サイトから)で、松山は裁判官の安堂を演じている。原作は直島翔氏の小説だ。


「いわゆる“法廷もの”ですが、安堂はこれまでのドラマの裁判官とは大きく異なる。ASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠如多動症)があり、トラブルを起こしながらも職務に向き合う特例判事補という役どころです。松山さんは、伊藤沙莉さん主演の2024年前期の朝ドラ『虎に翼』でも裁判官を演じましたが、同じ裁判官でも今作にその面影は微塵もありません。さすがは演技派!」(在京キー局ディレクター)


 1月6日の初回放送直後から《引き込まれる》の口コミが書き込まれ、レビューサイトFilmarksでの評価は今のところ5点満点で3.7だが、上昇ムードが漂っている。中でも松山の演技には、かつてのあの当たり役を彷彿とさせるなんて声も。


「映画『デスノート』の“L”ですよね。私も『テミス』視聴中に、安堂が鞄からファイルをつまむようにして出す仕草を見た瞬間、《あ! Lだ!》とうれしくなりました。原作漫画『DEATH NOTE』を読んでから映画を見ましたが、松山さんのLは《原作から飛び出してきたみたい》と興奮しましたから。松山さんは当時まだ20歳。大物になる貫禄はすでに醸し出していましたよね」と話すのはドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏で、こう続ける。


「日本の演技派俳優としてトップクラスに入るといっていい、松山さん。異議を唱える人はいないでしょう。『テミス』では幼い子どものように不安げな顔だったり、無垢なあどけなさを見せたりで、表情も見ものです。初回ゲストの小林虎之介さんの演技も胸が熱くなるものがありました。脇を固める俳優も演技派揃いなので、回を重ねるごとにもっともっと目が離せなくなるはず」


 初回から満点ともいえるような感想が多い同作。実はこのドラマ、2024年秋の連ドラ「宙わたる教室」(NHK)の制作チームが再び集まって作り上げている。「宙わたる」はギャラクシー賞2024年12月度月間賞や第28回日刊スポーツ・ドラマグランプリ秋ドラマ選考で2冠(作品賞&助演男優賞)を達成している名作だ。


「あの制作チームが集まり、松山さんが主演ということで業界内でも注目度は非常に高い。『宙わたる』で保健室登校を続ける佳純を演じた伊東蒼さんも、『テミス』3、4話にゲスト出演が決まっている。彼女は若手女優屈指の演技派ですから松山さんとの対峙は大きな見どころでしょう」(大手芸能プロ関係者)


 松山は自身のXで放送を見ながらのユニークな実況を行っており、そちらも要チェックだ。


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 2024年に大旋風を巻き起こした「宙わたる教室」。関連記事【もっと読む】窪田正孝の人気を食っちゃった? NHK「宙わたる教室」金髪の小林虎之介が《心に刺さる》ファン増殖中…では、キーパーソンを演じた小林虎之介について伝えている。


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