第21週「カク、ノ、ヒト。」#102

 ヘブン(トミー・バストウ)の仕事がなくなると心配するトキ(髙石あかり)たち一同。そこにヘブン宛の原稿料が届けられる。

思った以上の金額に驚く一同に、ヘブンはこれからは作品を書いて稼いでみせると宣言する。


 しかし、思ったよりも学校の仕事が多くヘブンは書く時間がもてず、書けない焦りから家族にあたってしまう。トキは、ヘブンのために執筆の手伝いをしようとみんなに提案する。



【本日のツボ】

ヘブンさんも、私たちも、錦織不足なのです


 ※※以下、ネタバレあります※※


 ヘブン宛てに80円の為替が送られてきました。「先日書いた『泥棒の話』の報酬として、80円が入ったと」と、正木(日高由起刀)がヘブンの言葉を通訳。事情がわかった松野家の人たちは大喜びします。



「そげな大金…」とおフミ(池脇千鶴)は驚き、「はあ~、なるほど。ヘブンにはこげな稼ぎ方があるんか」と司之介。「書く人ですものね」とおトキもにっこり。当のヘブンも、「ワタシ カク シマス。カゾク ササエル シマス!」と高らかに宣言します。


 そういえば、「泥棒の話」の報酬で思い出しましたが、その前の松江時代に書き上げて単行本にもなった『日本滞在記』の報酬はどうなったのでしょう。

そこそこ売れているという話でしたし、かなりまとまったお金になったと思うのですが…。


 それはともかく、「ワタシ カク シマス」と宣言したものの、教師の仕事が忙しくなり、思うように執筆の時間書けないヘブン。癇癪を起こし声を荒げたものの、そのことが家族を委縮させていることに気づき謝ります。


 そんなヘブンにおトキは「こげんに忙しかったらイライラもしますけん」と言い、司之介も「よし、分かった。ヘブン、ワシが代わりに書こう」とデスクの前に座り、ペンを持って書く仕草をします。これに「イウトオモイマシタ」とヘブン。


「おぬし、腕を上げたのう」と司之介が言えば、腕を上げて「ハイ アゲマシタ」とヘブン。ヘブンの癇癪も松野家の和やかムードに、ひとまず収まったようです。



 おトキは、ヘブンが書けそうな題材を探すお手伝いをしようと家族や正木、丈、おクマに話します。松江で錦織(吉沢亮)がやってくれていたようなことを、と。そうなんです。ヘブンさんも、私たちも、錦織不足なのです(笑)。


「書けるようになれば、たとえ学校が無くなってもこの家は安泰だけん」というおトキの言葉には若干引っ掛かるものが…。というのも、正木や丈はヘブンに教わりたくて熊本まで来たのですから…。


「嘘つきは来世で蛇になるとですよ」という言い伝え


 おトキとおフミは書店に行って分厚い本を購入。その帰り道、おトキが道端に佇むお地蔵様を見つけ、「良き題材が見つかりますように」と手を合わせます。


 そこに、手ぬぐいを姉さんかぶりした謎の女性(芋生悠)が近づき、「そちら、車引きですよね?」と話し掛けます。そして、「お地蔵様に車引きと祈ると叶わないという言い伝えがあるとですが、ご存知なかとですか?」とおトキたちに向かって言います。



 それを聞き、慌てて、「祈っちょりません。こげしちょった、だけですけん」と手をすりすりする永見(大西信満)。不器用な男は嘘をつくのも下手で、「嘘つきは来世で蛇になるとですよ」と言われてしまう。自分の頬を叩き、「申し訳ありません」と永見。


 謎の女に「面白い」とおトキ。「面白いがね。

ヘブンさん、気に入りそうだない?」と。


 それにしても、「車引きと祈ると叶わない」などとあまりにもピンポイント過ぎですが、ほんとうにそんな言い伝えがあるのでしょうか? 


 そして、「嘘をつくと来世で蛇になる」だなどというのも、ナレーションの蛇(渡辺江里子)さんが気を悪くするのでは、と心配になりました。


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