俳優・松坂桃李(37)が主演する2027年のNHK大河ドラマ「逆賊の幕臣」の出演者が2月24日、発表された。松坂は、勝海舟のライバルといわれた男・小栗上野介忠順(おぐりこうずけのすけただまさ)役を演じ、妻・みち役に上白石萌音(28)、父・忠高役には北村有起哉(51)、母・くに役に鈴木京香(57)、井伊直弼役に岡部たかし(53)、忠順の恩師の安積艮斎役に中村雅俊(75)が揃った。

モデルとなった小栗は明治新政府に逆賊とされ、歴史の闇に葬られた幕臣で、その活躍が描かれる。


「今回は一般的には無名の人物で、題材も25年の『べらぼう』に並ぶほど“地味”。妻役にはアイドル出身か、流行の女優を起用して話題性を優先するかと思いましたが、演技派の上白石萌音さん。ほか、メインキャストもベテラン実力派揃いで、しっかりと見せてくる作品になるでしょう。ただ、一部キャストには《さすがに食傷気味》との声が上がっています」(スポーツ紙芸能担当記者)


 その理由として、視聴者から指摘されるのが、岡部だ。現在放送中のNHK連続テレビ小説「ばけばけ」で、ヒロインを務める高石あかり(23)の父親役を演じる。岡部は、24年度前期の朝ドラ「虎に翼」でヒロインの伊藤沙莉(31)の父親役を演じて知名度が全国区になった。


「舞台俳優出身で注目されたのは、22年放送のフジテレビ系ドラマ『エルピス―希望、あるいは災い―』のプロデューサー役。現在は名脇役として引っ張りだこで、特にNHKからは目を掛けられています。同じく、北村有起哉さんもNHK御用達俳優として知られる。24年度後期の朝ドラ『おむすび』でヒロインの橋本環奈さんの父を演じました。北村さんも舞台作品中心の実力派で、デビュー2年目からNHK作品にコンスタントに出演。

ともに朝ドラのメインキャストからの短期間での大河出演に《目新しさがない》との声も上がっています」(芸能ライター)


 もっとも、2人の共通点も指摘されている。2代揃って評価される点だ。


 北村の父親は、文学座を支えた昭和の名優の故・北村和夫氏。紫綬褒章も受章し、連続テレビ小説「おしん」や、大河ドラマ「花の生涯」から「功名が辻」まで複数作品に出演するNHK御用達俳優だった。


「和夫氏の貢献も、北村さんが若手時代からNHKに重宝された背景にあるのでしょう。そして、岡部さんの場合、20年にデビューしたばかりの俳優で息子のひろきさんが、『虎に翼』と『ばけばけ』で“親子共演”している。北村さんも岡部さんも実力のある俳優さんですが、連続する出演と家族ぐるみのNHKとの関係が話題になると、批判的な目で見る視聴者が出てくるのは事実です」(前出の芸能ライター)


 来年の大河はどう評価されるか。


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