【シン・この有名人の意外な学歴】#5


 山下智久


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 今秋から始まる池井戸潤原作の連ドラ「俺たちの箱根駅伝」(日本テレビ系)に出演が決まった山下智久(40)。「事務所では“わが道を行く”といった感じがもっとも強かった」と話すのは旧ジャニーズをずっと追ってきた女性誌記者だ。

リーダーを務めていたNEWSからの脱退、さらに5年半前には「海外での活動を広げたい」という理由でジャニーズ事務所を退所した。「誰よりもしっかりした目的意識を持っている。そのぶん、とても頑固なんですが」と同記者。3年前には米仏日合作の連ドラ「神の雫/Drops of God」で主演を果たした。同作品は国際エミー賞を受賞している。


 頑固な一面が表れたのは高校進学の時。「高校には行かない」と言いだした。仕事が楽しくなってきて、学校に通う時間がもったいないと思ったのだ。山下が幼い頃に離婚し、女手ひとつで育ててきた母や事務所は猛反対した。


「かつてジャニー喜多川氏はあまり学校教育を重視していなかった。所属タレントたちは高校に進学しても中退してしまうケースが目立った。しかし、山下の少し前あたりから高校レベルの一般教養は身につけさせるという方針に切り替わったんです」(女性誌記者)


 説得に根負けした山下は堀越高校トレイトコース(芸能コース)に入学。

嫌々ながらの高校生活は成績にも影響した。1年の時の通信簿はオール2で追試の連続。そんな山下に手を差し伸べたのが同級生の城田優(40)だった。一緒にファミレスに行き、勉強につきあってくれたのだ。そのおかげで全科目の点数がアップ。落第の危機をまぬがれた。城田は今でも親友だ。特に英語は飛躍的に伸びた。落第点から学年のトップ近くまで跳ね上がった。のちに海外進出を志向するようになる起点となった。


■学部選びの基準は“芸能以外”


 成績が上がると、勉強が楽しくなり、大学に進もうと考えるようになる。高3の秋、NEWSが結成されメンバーに選ばれたが、「そこで大学進学をあきらめないのが頑固な山下らしい」と前出の女性誌記者。

事務所に説得されて渋々高校に入った時とは逆に、今度は山下が説得する番だった。金・土・日は学校のスケジュールを入れないでNEWSの活動に専念するという条件で、大学進学を認めさせてしまうのだ。一般推薦で明治大商学部に入学することになった。学部選びについて当時、インタビューで次のように語っている。


「大学で演劇を勉強するという考えもありましたが、それじゃあ場所が違うだけで仕事と同じだと思ったので、芸能関係の学部をはずして商学部にしました」(「日経エンタテインメント!」04年6月20日臨時増刊号)


 大学2年の時、NEWSの活動とは別に、亀梨和也(40)とのユニット「修二と彰」で「青春アミーゴ」をリリース。わずか4日で100万枚を突破し、05年のトップを記録した。大学生活は多忙をきわめたが、半年遅れでしっかり卒業した。


(田中幾太郎/ジャーナリスト)


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