脳腫瘍を公表していた「LUNA SEA」の真矢さん(56)が帰らぬ人となったのは2月17日。多くのファンの嘆きの声が上がったほか、本人がプロデュースしていたラーメン店「天雷軒」の公式サイトには追悼メッセージが掲載された。

その後、XをはじめとするSNS上では「天雷軒行ってきたよ。真ちゃん大好きよ」といった、ファンによる“聖地巡礼”の報告が相次いでいるが、日刊ゲンダイ記者は現場を訪れた。


 同店は東京・四ツ谷の本店と麹町の2店体制。2月下旬のある日の昼過ぎ、本紙記者はまず麹町店に入店。路地に面した店舗に入って券売機で選んだのは、メニューで一番シンプルな「琥珀醤油拉麺」(税込500円)。同店の追悼メッセージによると、「創業時に自信を持って完成させた」という天雷軒の看板メニュー。ワンコインは今どき珍しい。スープを一口飲んだところ、タイトル通りの琥珀色の醤油味のつゆに焦がしニンニクの香りが花開き、ちょうど良い塩加減が二口目を誘う。やや固めにゆでられたちぢれ麺がそのスープと絶妙に絡まり合い、次の一口を誘う。ふと、店内の学生同士らしき2人の会話が耳に入る。「真矢、残念だったね……」。やはり、聖地巡礼は行われているようだ。



卵黄と花椒が混ざり合うまろやかな辛さ

 ほどなくして四ツ谷の本店へ。階段を下りて地下にある店舗に入るなり、店内では「LUNA SEA」の楽曲が流れていた。こちらで選んだのは「台湾まぜそば」(税込850円)。料理の到着を待っていると、カウンターの奥から「やっぱり、LUNA SEAの曲が流れてるんだねー……」の一言が聞こえてきた。やはり、ここにも真矢を悼みながら来店した客がいた。


 提供された商品のてっぺんには卵黄がキラリ。これを潰して麺全体を混ぜ、いざ食べてみると、添えられていた花椒の辛さと卵黄が溶け合い、まろやかな辛さに仕上がった。カウンターには追加用の花椒が置かれていたため、もう少し刺激を得るべく、これを追加。2杯目であるにもかかわらず、かなりの速さで食べきれたのだった。


 食事を終えて階段を上がろうとすると、「お帰りの際はエレベーターもご利用いただけます」と書かれた貼り紙を発見。そこには真矢をイメージしたと思しきキャラクターが微笑んでいたのだった。


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