【シン・この有名人の意外な学歴】#6


 河合優


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「その凛とした雰囲気で高級ブランドからの引き合いも多い」(大手広告代理店営業担当)といわれ、CMの世界でも人気急上昇中の河合優実(25)。4年前に映画賞の新人賞を総なめにし、すでに注目の存在だったが、大きく花開いたのは昨年だ。

3月に日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を獲得。さらに前期の朝の連ドラ「あんぱん」でヒロインの妹を演じ、その名は世代を超えて広く知られるところとなった。河合のクールさとは真逆のほとばしる情念に視聴者たちは圧倒された。


「日経エンタテインメント!」の2025年タレントパワーランキングの女優部門「00年以降生まれ伸び率」では10.7ポイントの高評価。2位の出口夏希(5.5)や3位の見上愛(4.7)を大きく引き離し断トツだった。前出の広告代理店社員は「CM女王になる日も近い」と予想しながらも、「大河『豊臣兄弟!』で秀吉を演じる池松壮亮(35)との熱愛が報じられているのがちょっと気がかり」だという。


 東京・練馬区出身。父は勤務医、母は看護師という比較的裕福な家庭で育った。「河合には浮いたところや下品さが1ミリもない。親がしっかりしていたのだろう」と制作会社のディレクターはその立ち居振る舞いの背景を推察する。


 小学校から高校まですべて公立。高校はユニークな教育方針をとっている都立国際に進んだ。


 同校の出身者にはホラン千秋(37)がいる。


■1割の学生が外国籍


「世界に羽ばたいていく人材を育てようと1980年代末に新設された。設置されている学科は国際学科のみ。こうした高校は都立ではここだけです」と説明するのは同校の元教員。英語を重視したカリキュラムが組まれ、入学する生徒の2割が帰国子女、1割が外国籍という割合になっている。年度によって違うが、7~8割が女子というのも特徴だ。雰囲気としてはインターナショナルスクールに近い。


「実際、中学までインターナショナルスクールに通っていたという生徒も多い。制服以外、校則もほとんどなく、生徒の自主性を尊重している」(元教員)


 河合が国際高校を選んだのはこうした自由に憧れたからだけではない。同校にダンス部があったことが大きい。小3からダンススタジオに通い、中学時代は中断していたものの、再開したいという気持ちが強くなっていたのだ。同校最大のイベントである文化祭「桜陽祭」でもダンスを披露。

美少女の踊りを見ようと、他校から男子生徒が押しかけた。


 ミュージカル「コーラスライン」に感動し女優を目指そうと高3の3学期、芸能事務所に所属した。大学は日大芸術学部演劇学科に進んだ。しかし、2年になるとコロナ禍のせいで、すべてリモート授業になる。現場感覚を学べないことに失望した河合は3年の時、日芸を中退している。


 2年前のカンヌ映画祭に登壇した河合は流ちょうな英語で挨拶。国際派女優として活躍する日も近い。


(田中幾太郎/ジャーナリスト)


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