第21週「カク、ノ、ヒト。」#105

 リテラリーアシスタントとしてヘブン(トミー・バストウ)の執筆活動を手助けするトキ(高石あかり)。ヘブンが学校に行っている間に、ネタ探しに奔走する。

学校ではヘブンが授業の帰りに、ロバート(ジョー・トレメイン)から日本人の妻ラン(蓮佛美沙子)を紹介される。


 英語ができるランの存在に触発されたのか、ヘブンはトキに英語の勉強を再開しないか提案する。ある日、トキとヘブンはロバートとランの自宅に招かれる。



【本日のツボ】

「みてられん あしがすくんで」


 新聞を読んで面白そうな話をヘブンに伝え、時には取材まで。おトキ、ヘブンのリテラシーアシスタントとして、お役に立っているようです。


 その姿を見て、丈(杉田雷麟)が「まるで兄貴の代わりだな」と少し複雑な表情でした。あれは兄(吉沢亮)の仕事なのにということなのか、あるいは松江にいる兄のことを思って憂いているのか。松江で血を吐いて以降の錦織さん情報がまったく出てこないので、丈の表情にいろいろと考えてしまいました。


 表情といえば、同僚・ロバート(ジョー・トレメイン)に、妻・ラン(蓮佛美沙子)を紹介されたヘブン。流暢な英語で話すランがロバートと仲良く会話する様子を見て、なんともいえない表情をしていました。2人に触発されて、おトキに、「エイゴ ナラウ マタ シマセンカ?」などと言っていましたし…。


 たしかに、リテラリーアシスタントであれば、細かいニュアンスを伝えることも必要になるでしょうから、英語は必須かもしれませんが…。


 リテラリーアシスタント。この聞きなれない言葉が、司之介の耳にかかると「みてられん あしがすくんで」になってしまいます。


「掘った芋いじるな(What time is it now?)」とか「斎藤寝具店(sightseeing ten days)」と同じようなものでしょうか。これを思いついた時、脚本のふじきみつ彦氏はほくそ笑んだことでしょう。



イライザからの手紙に“ピキる”おトキ


 ヘブンの元同僚・イライザ(シャーロット・ケイト・フォックス)からの手紙には、「日本滞在記」がまた重版したということと、仕事の依頼がたくさんきていること、今なら売れっ子作家になれるわよ、とアメリカへの帰国を促すような内容が書かれていました。


 ところが、司之介に内容を訊かれたヘブン。「ニホンタイザイキ、ニンキデス。スゴイスゴイ、ニンキデス」とだけ言い、アメリカ帰国のことは打ち明けませんでした。


 一方のおトキはといえば、イライザからの手紙ということで、なにやらピキッとなっていたような…。



 熊本・第五高等中学校の存続が決まり、ロバートと喜ぶ合うヘブン。祝杯をあげようと、おトキとともに家に招かれます。


 洋館で西洋風の暮らしをするロバート夫妻。

食事をしながら、英語で会話する3人とひとり蚊帳の外のおトキ。そんなおトキを気遣い、英語が話せるのかと訊かれたランが、「な~んとなくよ、な~んとなく」と言ったのはおトキへの優しさです。


 いいひとそうですが、おトキのほうはというと、少しコンプレックスを刺激されてしまった感も…。今のところ、おトキが喋れるのは「センキョー(サンキュー)」くらいですが、ヘブン先生の個人レッスンで上達するのでしょうか。


 なにやら、睡魔に襲われたおトキ。「今頃、おイセさんの呪いがきたんでしょうか」などと言っていましたが、これはもしかして、もしかすると…。


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