小学館のマンガ配信アプリ「マンガワン」で、過去に性加害事件を起こした漫画家を別のペンネームで別作品の原作者として起用していた問題が、波紋を広げている。


 同社は2月28日に自社HPに「人権・コンプライアンス意識の欠如があった」として謝罪文を掲載。

連載中の漫画『常人仮面』の原作者一路一氏が、2020年に児童買春・ポルノ禁止法違反の罪で逮捕・略式起訴され、罰金30万円の刑を受けていたからだ。


「一路一氏と、過去の連載『堕天作戦』の作者である山本章一氏は同一人物で、山本氏が逮捕されたことで同作は連載を終了しました。しかし、打ち切りから2カ月後にはペンネームを変えて現在の連載を開始。さらに3月2日にはアプリ配信の連載『星霜の心理士』の原作者が20年に強制わいせつの罪で有罪判決を受けており、当時とペンネームを変えていたことも発覚。同社は第三者委員会の設置を発表しました」(週刊誌編集者)


 今回の小学館の対応を巡ってか、人気漫画家・高橋留美子氏は『めぞん一刻』『らんま1/2』などが「マンガワン」での配信作品の扱いを停止する事態に。そんな中、過去に事件を起こした漫画家もトバッチリで炎上騒ぎになっている。俳優・佐藤健(36)主演で実写映画も大ヒットした漫画『るろうに剣心』の作者・和月伸宏氏や、ギャグ漫画『世紀末リーダー伝たけし!』などの代表作のある島袋光年氏だ。


「和月氏は、児童買春・ポルノ禁止法違反(単純所持)容疑で書類送検、略式起訴で罰金刑を受けています。島袋氏は児童買春で逮捕歴がありますが、いずれも罪を償っています。あおりを食った格好で過去を掘り起こされた彼らの場合は、堂々と同じ名前で表に出ていますから、小学館のケースと並べられるのは気の毒な面もあります」(前出の週刊誌編集者)


 だが、SNSでは今回の騒動で『るろうに剣心』の作者を知って《私は当時の事件を知らなくて、知らずにるろうに剣心の漫画や映画を見て後から知った。すごく後悔してるし嫌な気持ちだ》《この機にトリコもるろうに剣心も絶版にしよう、和月先生好きだし悲しいけど仕方ないよ やるなら徹底していこうぜ》といった声も散見される。


「別名義の問題とは異なるとはいえ、作者の過去を知って不快に感じた人もいるようです。

一方、実写版映画『るろうに剣心』で一気に人気俳優に上り詰めた佐藤さんのファンは複雑でしょう。実際、漫画『るろうに剣心』シリーズは累計7000万部を超える支持があり、事件後公開の続編もヒットしていますから……作品や俳優には罪はないですが、近年は、性加害事件を起こした映画監督の作品はお蔵入りになっているケースもあります。今後の動向が注目されます」(映画業界関係者)


 佐藤にとっても複雑だろう。


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