テレビ局に代わり勝手に「情報開示」】


 やっぱり「報道系の新番組」ですかね。日テレは、新報道番組が決まり、『真相報道 バンキシャ!』以来、約24年ぶりだそうですよね。

TBSは40年続いた『アッコにおまかせ』の後に上田晋也さんの新番組が発表されましたが、こちらもニュースや時事問題を扱う番組となりそうだということです。


 ここのところ、報道系だけでなくバラエティー番組などでも、いくつもの定番番組が終了して、新しい番組がどんどん始まるわけですけども、そんな中でも私がなぜ報道系に期待したいのかというと、やっぱり「変わってほしい・変わらなきゃいけない」感が異常に強いからなんですよね。


 ぶっちゃけ、テレビのニュースやワイドショーはもう「誰にも期待されないオワコン」になりつつあります。時代に合わないこと、この上ない。ちょい前には「若者がニュースを見ない」だの「若年層がオールドメディアを信じない」だの言われていたわけですけれども、もはや子どもからお年寄りまで……つまり、ゆりかごから墓場まで誰もテレビのニュースやワイドショーを信じる人など、ほぼいないと言って言い過ぎではないと思います。誰にも期待されてませんし、みんなに「テレビのニュースは嘘を言う」と警戒されている。


 この「根強い不信感」の裏側にはもちろん、SNSの過熱っぷりとか、いろいろ社会情勢の影響もあるわけですけど、一方で「自分たちのせい」もかなり色濃くある。ちゃんと自分たちで取材せず、ネット情報や週刊誌取材をまとめ直し、自局の番宣を入れまくる。そして、「本当に有識者なのかどうなのか、ニュースに詳しいのかどうなのかよく分からない」お年寄りコメンテーターたちの薄い感想で水増しされたスタジオトーク。戦争が起きても大谷さんの話ばっかりやってる「ニュース項目編成のヤバさ」。これでどうやってニュースを見てもらうつもりなん? という寒い番組内容が視聴者から愛想を尽かされたのは間違いありません。


 だから、もう新しいニュース番組を始めて、これまでとは違う「実のある、視聴者の役に立つニュース」をやるしかない。

もう待ったなしだよなあ、と思うんです。きっと、そういう人たちがテレビ業界内にもたくさんいて、そういう人たちが「変えよう」と思うからこそ、日テレさんも24年ぶりの新番組を作ったんでしょうし、上田さんの番組だってそういう変革の意思が現場には満ちているんだろうと思うわけですよ。


 そんなこんなで、期待してます。すぐにはうまくいかないかもですが、ぜひ、新しいニュースの形を作ってください。


(鎮目博道/テレビプロデューサー、コラムニスト、顔ハメ旅人)


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