高市政権に協力するのかしないのか、どっちなんだい──。お笑い芸人、なかやまきんに君の持ちネタを拝借して、ハッキリさせたいものだ。

国民民主党の玉木代表の煮え切らない態度である。


 玉木代表は5日の党会合で、食料品に限定した消費税減税や給付付き税額控除を検討する超党派の「社会保障国民会議」への参加を表明。会議の透明性など、求めていた条件を「受け入れてもらった」(玉木代表)ことが理由だそうだ。


 国民会議発足当初、玉木代表は共産党と参政党が外されたことに「『国民会議』と名乗っているので、(呼ばれないと)国民じゃないのかと思う政党も出てきますよね」と苦言。参加に慎重だったのに、コロッと一変した格好だ。


 そもそも、国民会議発足のきっかけは石破政権下の昨秋、自民、立憲、公明の3党が「給付付き税額控除」を検討する協議体設置で合意したこと。ところが、高市首相が年明けの解散表明会見で「食料品の2年間消費税ゼロ」も国民会議で協議すると一方的に宣言した。


 国民会議に野党を巻き込むことで、食料品ゼロが頓挫しても「野党が非協力的だった」と言い訳できる状況をつくったとみられている。そんな危うさを察したからこそ、玉木代表も消極的だったわけだが、なぜ急に参加表明したのか。高市政権に手を貸すようなものだ。


■焦った末に抱きつき


「焦りでしょう」と言うのは、ある野党関係者。


「3日の衆院予算委員会で、国民民主議員の質問に対し、総理が昨年の年収の壁引き上げ合意を念頭に『壁を取っ払うのがお好きな御党に巻き込まれて』と答弁。

あらゆる『壁』にこだわる国民民主を皮肉った。玉木代表は『(総理は)仲間だと思っていたが、そうじゃないかも』と不快感を示したが、内心は穏やかではなかったはず。少数与党下では国民民主の存在は大きかったが、自民の衆院選大勝でパワーダウン。総理の皮肉が玉木代表には“アンタらはもう用済み”と聞こえたのでしょう。中道改革連合や公明、立憲が国民会議参加に前向きなこともあって、“早く自民に抱きつかないと”と焦ったのだと思います。まあ、彼は優柔不断ですから、相当悩んだはずです」


 本家のように絶叫できるほど“玉きんに君”には「パワー!」が足りないようで……。


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「食料品の2年間消費税ゼロ」は、本当に実施されるのか? 消費減税をめぐる最新ニュースは【もっと読む】【さらに読む】で詳しく報じている。


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