【城下尊之 芸能界ぶっちゃけトーク】


 米倉涼子(50)が主演する医療ドラマドクターX」のシリーズ完結編となる映画「劇場版 ドクターX FINAL」(24年公開)がこの19日にテレビ朝日系で地上波初放送されることが明らかになった。


 アマゾンプライムビデオの映画「エンジェルフライト THE MOVIE」はあったが、ああ、これで米倉の女優業はオールOKとなったと思った。

もちろん、CMに関しては当分の間は難しいだろうが、映画や舞台はまったく問題ないし、新たな地上波ドラマも支障なく出られそうということ。


 そもそも騒動は昨年8月に麻薬取締法違反の疑いで厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部、いわゆるマトリが自宅を家宅捜索したことに始まる。当時、アルゼンチン人男性と半同棲していたとされ、男性と共に薬物に関与していたのではないかと疑われたわけだ。男性はすでに出国した後で、日本に再入国することはなかった。米倉に関しては1月末に東京地検が不起訴処分としている。


 あとはイメージ回復にどれくらい時間がかかるかという問題だが、公開済み映画とはいえ、主演作がゴールデンタイム地上波で放送されるとなれば、ハードルは一気になくなる。新作ドラマや映画への出演も問題なくなるし、今回の劇場版の視聴率が良ければ、「ドクターX 後日談」といった感じのスペシャルドラマの制作もありそう。


 もっとも、米倉が地上波をありがたがるかはわからない。「配信ドラマが手を出すと思いますよ」と言うのは、知人のドラマプロデューサー。むしろ、今では地上波より配信系のほうがギャラを高く支払える状況になっている。制作サイドへの支払いも配信系は結果が出るのが早い。配信がスタートした翌月には売り上げの一部が支払われるそうで、1回視聴の料金が数百円だとすれば、その4分の1強が制作サイドに振り込まれてくる。


 例えば、1時間の配信系連続ドラマの1本の制作費が600万~1000万円で、1話の配信が始まった翌月には金が入り始め、1年以内には回収がほぼ終わり、後は儲けるだけとなる。中には数年経っても毎月、一定の金額が入ってくるという人気作もある。


 世間は「地上波復帰=女優本格復帰」と受け取るだろうが、必ずしも地上波がいいわけではない。米倉なら、その話題性と人気の度合いからいって、十分に稼げると見込まれる。とすると、今回の騒動も焼け太りの結末にも持っていける。


(城下尊之/芸能ジャーナリスト)


編集部おすすめ