【今週グサッときた名言珍言】


「永野さんに“とんねるずごっこ”って批判されました。おめえらカッコよくねえからって」
石田たくみテレビ東京系「あちこちオードリー」2月18日放送)


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「今、若手が目指すべきお笑い芸人の先輩は、カミナリさんなんじゃないか」と吉住は言う。

カミナリは漫才を評価されて世に出て、現在も舞台に立ち、ウケ続けている。地元で冠番組も持ち、YouTubeではたばこを吸いながらゲームをしたり、家族みんなでハワイに行ったり、やりたい放題。それが支持を集めている。芸人の理想的な姿だというのだ。


 そんなカミナリに対し、事務所の先輩である永野から言われた言葉を石田たくみ(37)が明かした一言を今週は取り上げたい。実際、相方の竹内まなぶ(37)は、とんねるずを小・中学生の頃に見て「悪ふざけしてお金をもらってるみたいに思えて。悪ふざけを商品にする演技力というか、悪ふざけを昇華させているのがカッコいいなってホントに憧れた」(オリコン「ORICON NEWS」2021年5月15日)。


 カミナリは、永野がブレークしたのを見て「隣にいた人がテレビに出れるようになったのを目撃した」(テレビ朝日系「証言者バラエティ アンタウォッチマン!」22年4月4日)と刺激を受けて、コントから漫才に転向する。


 その際、永野から「地元の言葉を使え」というアドバイスを受けた。だが、北関東の方言漫才といえばU字工事のイメージが強い。差別化するために、栃木ネタをする彼らに対し、カミナリはなまっているだけで、地元ネタはしないという方針を立て、永野ブレークの翌16年に「M-1」決勝進出を果たしたのだ。


 わずか1年ほどで、どつき漫才を完成させた裏には、またも永野のアドバイスがあった。

「頭叩いてバイオレンスに見えるから、カミナリは田舎から出てきてるから、おばあちゃんとか、お母さんとか、家族とか、ほっこりするようなボケ、セリフを入れてったら、バイオレンスが中和されるんじゃないか」(「証言者バラエティ アンタウォッチマン!」22年4月11日)と。


 確かに、今はYouTubeの方がやりたいことはできると言う、たくみだが、「でも、俺らはテレビっていう難しい媒体で好きなことをやって、『テレビで何やっちゃってるの?』って言われるのがひとつの目標」(「ORICON NEWS」=前出)だと語っている。「テレビが一番夢が詰まってるっていまだに思ってますし、『何かやりたいことがありますか』って聞かれたら、まず『テレビで』っていうのが出てきます」(同前)とまなぶも言う。


 そんな、まなぶの夢は「副業をせずにお笑いだけでプライベートジェットを買うこと」(テレビ東京系「あちこちオードリー~春日の店あいてますよ?~」20年11月24日)。「悪ふざけ」をテレビに取り戻す。それが、カミナリの“野望”なのだ。


(てれびのスキマ 戸部田誠/ライタ―)


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