演技指導を名目に女性2人に対して性的暴行を加えたとして、準強姦罪に問われていた映画監督の榊英雄被告(55)に対し、東京地裁は6日、懲役8年の実刑判決を言い渡した。
起訴内容は15年3月、20代の女性に性行為を強要した件と、16年に別の20代女性に同様の行為を迫ったことによるもの。
こうしたわいせつ行為に関して、立証できなかったり、被害者の側がネットでの誹謗中傷などを恐れて告発しないことも多く、実刑を免れることが多かった。そのため強制わいせつをした側が「訴えられることはない」と高をくくって犯行を繰り返している場合もあるという。家族問題評論家で、自身もストーカー被害で告発した経験のある池内ひろ美氏がこう言う。
「今回の東京地裁の判決は、強制わいせつが『魂の殺人』だと裁判官が認めた、ようやく犯罪と認められたという点で大きな一歩だと思います。配偶者の殺人で懲役7年から13年ですから、今回の懲役8年はそれに準じる重い刑にあたると受け取れます。今後この判決が少しでも抑止力になればいいと思います」
弱い立場の女性につけこんだ卑劣な犯罪に同志社女子教授(メディア論)の影山貴彦氏はこう言う。
「女性が受けた心の傷は一生ですから、榊被告は反省しても足りない。しかも、妻が許してると勝手に発言したことは身内に対して不誠実なだけでなく、女性を軽視していたから出た言葉ともとれます。これまで、芸能界もこうした案件を軽く見ている傾向がありましたがやっと正面から取り組むようになりました。
裁判長は「監督と俳優という立場の差を利用し、被害者の性的自由を大きく侵害した」「悪質かつ卑劣な犯行」と判決理由を説明したが、榊被告は当初から「冤罪」を主張し、控訴するという。「週刊文春」に告発した被害者は、もしも収監されても8年で出所した時の逆恨みが怖いとコメントしている。「非力な女性が逆恨みを受けないよう、安心して過ごせる環境を整えることも必要です」(前出の池内氏)。
公判中も顔色ひとつ変えなかったという榊被告。自ら罪を償う日はいつ来るのか。
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榊被告の鬼畜の所業の詳細が続々と明らかになっている関連記事【もっと読む】“レイプ監督”榊英雄容疑者の鬼畜手段 絶対的立場を悪用→キャスティングちらつかせ女性を陵辱…では、その所業の詳細について伝えている。

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