ダウンタウン松本人志(62)が地上波テレビに2週連続で登場したことがファンの間で話題だ。


 本人が姿を見せたのは3月8日に放送された「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで」(日本テレビ系)の中で流れた高須クリニックのCM。

映ったのは一瞬で、眼鏡にヒゲ面の本人が高須克弥院長(81)の後ろに控えつつ、伏せた目線をカメラに向けるというものだった。


 松本は1日の同番組の放送中に流れたCMにも出演。この時、本人の姿はカメラ目線のみだった。両放送回ともに一瞬の出演だったものの、8日では新たに「動き」が加わったことに対し、Xでは《第二弾は松ちゃんが動いた!》といった声が続々。些細な違いであってもファンにしてみれば喜びもひとしおなのだろう。


「松本さんは2023年12月に週刊文春に報じられた性加害疑惑を報じられて以降、疑惑については説明しないまま、昨年11月1日にネット配信サービス『DOWNTOWN+』で芸能活動を再開させましたが、この時点では地上波テレビへの復帰はならず。CM出演という形でとりあえずの復帰は果たしましたが、かつての本人の活躍ぶりに比べれば、その扱いは微々たるものと言っていいでしょう」(スポーツ紙芸能デスク)



「アンチおよび世間一般の人々は『ああ、観測気球を上げているな』と見透かしている」

 以前に比べれば何とも“奥ゆかしく”なってしまった「小出し」とでも言える登場方法に対し、同志社女子大学教授の影山貴彦氏(メディア論)は、「地上波に出るためにコンプライアンスに配慮した結果であることは明らか」とコメント。ただ、「本人のファンにとって、今後、得なことが起こる方法ではない」と分析する。


「松本さんの疑惑は裁判が本人によって取り下げられ、『グレー』という形で終結しました。その結果、ファンから見れば『白』、アンチから見れば『黒』という状況。このような状況下で不特定多数の人々の目に入る地上波に戻るにはどうしたら反発が少ないかを考えた結果、深夜帯に放送される『ガキ使』、つまり、『ファン中心に支えられていると推定できる番組のみでCM出演する』というギリギリの方法となったのでしょう。この状況をアンチおよび世間一般の人々は『ああ、観測気球を上げているな』と見透かしているのです」


 法的に黒であれば会見なしの復帰はあり得ないだろうが、影山氏はこのような方法を続けると、「その都度、ファン以外からは反発を招くだろう」と指摘する。



「情報発信を止めて、自らが世の中から必要とされているかを見極めよ」

「『グレーの状態で小出しを続けていく』という方法が今後成功するか否かは分かりません。ただ、そもそも上策とは言えない小出し作戦を選ぶぐらいなら、ここは一つ、情報発信を止めて自らが世の中から必要とされているかを見極めてみてはいかがでしょうか。時間はかかりますが、『沈黙』という観測気球を上げて、『自らの姿を地上波で見たい』という声が不特定多数の人々から上がるかを調べるのです」


 下手な露出で世間に“免疫”をつけさせようとするよりは、黙って世の人々の声に耳を傾けろということか。


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「疑惑に対する説明がない」のと「コンプライアンスの縛りでテレビがつまらない」のは別問題だ。関連記事【もっと読む】結局、「見たい人だけが見るメディア」ならいいのか? 「DOWNTOWN+」に「ガキ使」過去映像登場決定で考えるコンプライアンス…では、混同されがちな2つの要素をきちんと分けたうえで論を進めている。


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