ネットフリックスが独占配信しているWBC(ワールドベースボールクラシック)。これまで野球の国際大会には元SMAP中居正広氏(53)が主にリポーターとして起用されてきたが、今回は中居氏の芸能界引退もあり、二宮和也(42)が「スペシャルサポーター」として登場している。


「中居さんは昔から巨人ファンを公言しており、野球好きとしての認知度は高かった。二宮さんにはそのイメージがあまりなく、意外な起用に感じている人も多いでしょう」(芸能記者)


 中居氏はグラウンドレベルからベンチの様子などを伝えるリポーターを担っており、その振る舞いには賛否両論が上がり、大会のたびに話題になってきた。


「どのスポーツでも同じかもしれませんが、野球ファンはタレントの介入を嫌がる傾向がある。ファンの母数が多いから、そういう人が目立つとも言えますけどね。中居さんのリポートが役に立っている場面もありましたが、『アナウンサーや元プロ野球選手を使えばいいじゃないか』と思われてしまう。テレビ局側もそのような意見は百も承知していましたが、旧ジャニーズ系を使えば、普段野球を見ない層にチャンネルを合わせてもらえるという期待感があった。ネトフリで二宮さんが起用されたのも、同じ理由でしょう」(テレビ局関係者)


■無料放送と有料配信の大きな違い


 今回、二宮の言動は良くも悪くもあまり話題になっておらず、野球ファンからの否定的な意見は中居と比べれば少ない。どうしてなのか。


「二宮さんは試合の前後に出てきて、選手のインタビューやハイライトを伝えるだけで、試合中は一切登場しない。試合途中にネトフリのドラマ宣伝がありますが、その話を聞くのはエキサイトシートにいる元阪神の糸井嘉男で、戸田恵梨香などの女優も少し登場するだけ。ネトフリは極力、タレントが野球を侵食するような状態をつくっていない。お金を出してまで野球を見たい視聴者に配慮しているのでしょう」(前出・テレビ局関係者)


 ネトフリはなぜ、二宮に中居の役割を与えないのか。


「『視聴率を指標にする無料の地上波テレビ』と『加入者増を目指す有料配信』の違いでしょうね。無料のテレビだと、視聴率を狙わなければいけないため、中居さんを試合に混ぜ込む必要があった。有料配信のネトフリは加入してもらえればいいため、二宮を試合に無理やり登場させなくていい。これは、二宮が出ている場面だけを見たいファンにとっても好都合で、3時間も野球をチェックしなくていい。試合前後だけの登場なら、野球ファンもそこまで二宮さんを不要に感じない。しかも、試合前後は視聴数が減るので、テレビの中居さんと比べ、ネトフリの二宮さんは目にされる機会がかなり少ない。構造的に、二宮への批判が上がりづらくなっています」(前出・芸能記者)


 野球ファンにもジャニオタにも、極力嫌な思いをさせない体制を整えているネトフリ。独占配信に非難の声も上がっているが、有料ならではのメリットもあるようだ。


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