今年1月に「日本アカデミー賞」新人俳優賞を受賞した坂東龍汰(28)の“学歴”が話題になっている。現在は新国立劇場で公演中の「危険なワルツ」に出演し、5月には映画「みらい」、6月には映画「黒牢城」などの出演作を控える注目の若手俳優だ。


 最近、バラエティー番組などへの出演機会が増えたが、そこで坂東が明かしているのが自身のルーツ。米ニューヨーク生まれで、3歳の時に北海道に移住。18歳まで「シュタイナー教育」の学校に通っていた。「シュタイナー教育」とは、子どもの発達段階に合わせて芸術的な学びを尊重し、テストや成績に縛られない教えだという。


「2月28日放送回の日本テレビ系『ANOTHER SKY』では、子どもの頃はテレビもほとんど見なかったことや、順位が付くテストはなかったこと、スマホを持たなかったことなどを明かしています。偏差値教育を受けてこなかった一方で、芸術の授業が多く、演劇の授業が俳優につながったと話していました」(スポーツ紙芸能担当記者)


 芸能界では珍しくなく、同じく俳優の村上虹郎(28)や斎藤工(44)も、シュタイナー教育を受けていることで知られる。


「もう10年以上前ですが、斎藤さんがテレビ番組でドラマを演じる時の心構えなどを書いたメモが公開され、誤字の多さがSNSで話題になったことがあります。偏差値教育を受けていないからでは? との臆測も流れました。しかし、シュタイナー教育を行う学校の中には、卒業後にハーバード大やMITのような海外の名門大学に留学したり、東大に合格した報告もあります」(前出の芸能担当記者)


 とはいえ、多くのシュタイナー教育の学校は未認可も多く、大学受験のために一般の高校へ編入したり、高卒認定試験を受ける人も多い。大学進学を目指す子どもや家庭なら馴染みがないように感じるが、“意外な層”に需要があるのだという。大学ジャーナリストの石渡嶺司氏が言う。


「シュタイナー教育は首都圏の幼児や小学生の親御さんの間で、近年盛り上がっている印象です。

芸術教育とも翻訳され、いわゆる偏差値教育(受験教育)の代替として通わせたいというニーズがあるようです。もちろん、芸術方面での才能を伸ばす目的のケースもありますが、大学進学を視野に入れながらシュタイナー教育を受けさせる家庭が少なくない。その場合、親御さんが高学歴なのが特徴です」


 経済的に豊かな家庭が多いので、偏差値教育は塾や家庭教師で賄える。学校では、自由に学び、勉強以外の個性を伸ばしてあらゆる才能の開花の可能性を探らせるのが目的のようだ。


「もっとも、こうした家庭環境の子どもは自由を与えても、自ら勉強もするタイプが多いので、高校から一般校に編入しても受験に間に合うようです」(前出の石渡嶺司氏)


 多様性の時代らしい選択だろう。


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 今月末で日本テレビを退社する岩田絵里奈アナウンサーは渋谷教育学園渋谷→慶大のエリートコースを歩んだ。関連記事【もっと読む】『渋谷教育学園渋谷から慶大に進んだ岩田絵里奈を育てたエリート医師と「いとしのエリー」』で詳しく伝えている。そのほか有名人の学歴についてもあわせて読みたい。


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